昨日、今日と続いた事業仕分けが終了しました。
昨年の第一回事業仕分けでは、意味不明の説明があったり、議論が噛み合ってなかったりでしたが、今回は格段に説明も受け答えも良くなったと思います。時間を長めにとり、仕分け人の方々の的確な問題点の指摘で議論も深まりました。判定人の皆さんからは、説明がまだ不十分との感想もありましたが、判定人の皆さんにも傍聴者の皆さんにも、事業の内容と問題点の大枠は理解していただけたものと考えています。
昨日(12日)は、和やかだったというか、緩かったと思います。皆さんどうぞご意見くださいという感じで、担当としてしっかりした方向性が示せていないものもありました。仕分け人、判定人からは、もっと仕事に情熱を感じさせるような説明が欲しかったとのご指摘もいただきました。それに比べると、今日(13日)は守りの姿勢が強くて緊張で固くなっている印象を受けました。もう少し現場の本音をさらけ出してもよかったのではと思います。(これは私の雑駁な主観です。)
仕分けでは、有益な指摘をたくさんいただきました。各部署が縦割りで同じような目的の事業を持っていて、ダブっている部分もあるのではないか。もう少し役場全体で手段としての事業の再編をする余地があるのではないかとの指摘もありました。また、今日の地球温暖化対策機器設置補助と高齢者プール等施設利用助成でも指摘されたことですが、目標設定の根拠があいまいで、さらにその目標値を目指すための定量的なアプローチがされていません。期限を決めて途中で評価して、どの手段がどれだけ目標達成に寄与しているかの議論もされていません。この部分は、町の事業全体に関わる大きな反省点だと思います。
仕分けの結果は行政として重く受け止め、行政内部で事業の改善検討をさせていただきます。もう10月なので間もなく予算編成が始まりますが、すぐに改善できるものについては26年度予算に反映し、その他のものは27年度予算で対応させていただきたいと考えています。仕分けの結果をどう生かしたかについては、仕分けに参加くださった皆さんはもちろん、住民の皆さんにもわかるようにお伝えするつもりです。
判定人の皆さんも長丁場でお疲れのことと思いますが、それでも、お一人おひとりから「町の事業を理解する良い機会になった。行政に関心を持った。仕分けは有意義だった。ぜひまた参加したい。まちのことが好きになった。」などの感想や励ましをいただいて、本当に感謝しています。
我々は、もっと住民の皆さんと率直なコミュニケーションをとって、まちのことや役場の仕事のことを理解していただくと同時に、皆さんにファンやサポーターになっていただく努力をすべきです。そして、皆さんとともに、より住みよいまち、住み続けたいまちをつくっていきたいと思います。
事業仕分けの結果は近日中に東浦町HPに公開予定です。
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