今日は年末最後の営業日
毎年この時期になると感じることですが、時の経つのは本当に早いものです。あっという間に一年が過ぎてしまいました。
今日は仕事納めの日。朝一に消防支署へあいさつ、退職者への辞令交付、国民健康保険と後期高齢者医療関係の予算査定をして、年末の来客に対応しているうちに、もう16時。仕事納め式が始まります。
仕事納め式では、以下のようなことを述べました。
先日、20日に総務省統計局に行って、平成22年国勢調査において本町で発生した不適正な事務処理に関する再検証結果の報告を提出してきました。総務省の方からは、良く書けていますという感想をいただきました。
これで、職員の処分を含めてすべての始末に区切りをつけて、例年からは役場が一丸となって前を向いていきたいと思います。
一度信頼を失うトラブルを起こすと、修復するのに大変な時間と労力を必要とします。信頼を失うのは一瞬、再構築するのは数年以上を忘れないようにしなければなりません。
問題が未然に起きないようにするのはもちろんですが、問題が起きたら隠さないこと、そして、早期の対処と誠実な対応が求められます。誤りに気付いたらまずは認めることが、すべての改善の始まりです。
ところで、統計局で雑談をしていた時に統計局の方から、一冊の本を紹介されました。タイトルは、「統計学が最強の学問である」。今年の初めに出版されて、今売れている本です。データを分析することの必要性や魅力について書いてあります。今はやりのビッグデータについても触れてあります。
お正月に本を読む機会があると思います。ぜひその一冊に加えて読んでみてください。
何度も申し上げていますが、行政は膨大なデータを抱えています。残念ながらそのデータが有効に使われていません。せっかくため込んでいるデータなのですから、ぜひ有効に使って、施策の効果検証や新たな施策の開発に使っていただきたいと思います。
来年も、住民の皆さんから預かった大切なお税金を一円たりとも無駄にしないこと。知恵を出すこと。知恵を出すには、興味を広く持って、何ごとも勉強すること。これらを心掛けて、いただきたいと思います。
仕事を少しでも楽しくする、楽にすることも知恵の使いどころです。そして、住民の皆さんを幸せにすることに、心血を注いでください。
今年は少し長い正月休みになりますが、休みの間に、くつろぎ、遊び、英気を養い、それから勉強もしてください。来年、皆でここに集まって、また元気に仕事をしたいと思います。
それでは、皆さん、よいお年をお迎えください。
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コメント
ビッグデータ」、、、わたしは意識の仕方が変わったように思います。
扱い方はいろいろですね。受け売りでご紹介です。
ビッグデータ分析で、中国政府による検閲の中身が明らかに
ゲイリー・キング米ハーバード大学教授に聞く
http://nkbp.jp/1kuwVbE
データ分析の専門家は必要なくなる?
工藤卓哉氏×西内啓氏対談(前編)
http://nkbp.jp/1kuwT3y
投稿: とだ-k | 2014/02/12 21:06
さきのコメントに少しだけ補足です。
ゲイリー・キング(Gary King)⽶ハーバード⼤学教授のことばです。
キング:ビッグデータと⾔う時は、データそのものだけを指すのではなく、その「分
析」を指すのです。ビッグデータは確かにデータですが、データだけではイノベー
ションにならない。イノベーションの肝は、データがもたらす情報をどう扱うか、に
あります。世界では、2⽇おきに10億件もの投稿がソーシャルメディアにアップされ
ています。それを使ってどうすればいいでしょうか。
全部読んだって役には⽴ちません。しかし伝統的なやり⽅は、投稿を読み込んで解
釈し、⽂脈を読み取って、真意を理解しようとすることです。しかしそんなやり⽅は
もう通⽤しません。情報が少なければそのやり⽅も有効ですが、
投稿: とだ-k | 2014/02/12 21:16
ビッグデータ分析にスパコンが使われる時代ですが、我々行政は膨大なアナログデータ(デジタルもあります)を抱えたまま、うまく活かし切れていません。
コメントの対談記事にあるようにエビデンス・ベースド・マネジメントができるようになりたいものです。
投稿: 神谷明彦 | 2014/02/15 19:43