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2014/01/25

NPO法人 絆 20周年イベント に参加して

今年で絆が発足してから20年目にあたります。最初は「東浦くらしのたすけあい絆」という任意団体から始まって、7年かけて「NPO法人 絆」を設立。その間、場所も町内を転々として、少しずつ大きくなって、内容も充実して、高齢者の通所介護に訪問介護、障がい者の生活介護、買い物の手伝いから保育園の送迎、子守りまで、さまざまな地域の助け合いの輪を広げてきました。東浦町も、高齢者のみで食事の用意が困難な世帯に夕食をお届けする配食サービスを絆に委託しています。

会員も、会員番号で2000番を数えるようになったそうです。「志のお金」と書いて「志金」という言葉がありますが、それだけの支援者・参画者と会費も集まるようになってきました。本当に、地道に着実に活動を充実させてこられたのだと思います。

代表の山﨑紀恵子さんとは時々お話しする機会がありますが、私に対して福祉や介護を熱く語ることはありません。それだけれども、優しい、まったりとした口調の中に、ぶれない芯の強さを感じます。

昨日の朝、絆さんをお尋ねしました。ちょうどデイサービスが始まるところでした。
入口の玄関の所には、この日は何をやって過ごすのか、通所者が自分で選んでプログラムをつくって表示するようにホワイトボードが置いてありました。ホールに入ると、自動販売機のような飲み物のサーバーが置いてあって、ドリンクバーのようにしてあります。
自分で考え自分で選ぶ「心の行動」をおのずからできるように仕組んであります。

第2部で藤原茂さんの講演が予定されていますが、これは、夢のみずうみ村のやり方を参考にしています。私も以前、山口に見学に行ったことがあります。夢のみずうみ村では普通に社会生活をしていると当然に遭遇するであろう、例えば、歩く上での障害物があったり、自分で考えて何かを選んだり、問いに答えたり、そういう機会をわざと用意しています。バリアフリーではなくてバリアアリーで、少々危険はあるかもしれないけれど、身体を使って、頭を使うことによって、要介護の状態が改善していく実績を上げています。

絆さんは、バリア有にしたり、毎日ギャンブルをするプログラムをつくったりはしていないようですが、これから更にいろいろと試行錯誤をして、良いものは取り入れて、ますますサービスや助け合いの活動を充実していっていただけるものと信じています。町内で活動しているNPOはまだまだ多くありません。これからもぜひご活躍いただきたいと思います。

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「絆」のシンボルマークが決定。この後、夢のみずうみ村の藤原茂さんの講演がありました。

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以下は、「生・き・る 支援」と題した藤原さんの講演の要約です。

夢のみずうみ村に通うと、要介護5が要介護2になったりする。要介護3が改善されるケースが一番多い。夢のみずうみ村の基本は、自己選択・自己決定サービスだ。
介護保険のシステム上、悪くならないと保険を使えないから、夢のみずうみ村は市内にスープ屋をつくった。高齢者にスープ屋で(山口市の最低賃金681円で)働いて稼いでもらって、介護施設に来てもらうシステムを考えた。

介護度が上がらないために必要なことは、
①自分の意思を持って実践する・・・
「こうしたい」という意思、そして達成感が得られれば、まだまだできるという有能感がまた膨らむ。意識の目覚めが起これば、意思が動き出す。
②可能な限り身の回りは自分で何とかできそうと思う・・・
介護の始まりは引き算のようにできないことをしなくなっていく。
③活動の自由を確保し、動き回る・・・
④動くところはしっかり動かそう。人生の面白さを感じる・・・
リハビリ漬けはダメ。入院しても地域にいるときと同じことをやる。
もし自分でトイレに行けないならば、いざりで移動して、ベッドの向きを工夫、ビール箱を台に、邪魔なドアを取って、なんとか自力でトイレに行くのが一番のリハビリ。
脳卒中で片手が使えなくなっても、レンガを置いてネギ切り、キッチンペーパーを敷いて炒め物、とにかく自分で調理する。「生きていることが楽しい」を引き出すのが生きる支援だ。
⑤人と関わる・・・
この人とならうまくいくという1対1関係から、多対1→グループの1人→グループ対1→リーダーとなるにしたがって接練度が上がる。
⑥時間を意識して予定をつくる・・・
何もしなくても、「ごろ寝」でも、「気分次第」でも予定を決める。「自己選択・自己決定」は、よくある「集団一斉方式」の対極だ。
⑦動き出したら一区切りつくまでやり通す・・・
認知症は途中で動作が止まる。走り続けるトレンドミルを「走れメロス」と呼んでいる。
⑧自分の活躍する場や役割を持つ・・・
夢のみずうみ村では、利用者が案内人を務める。
⑨やってみたことがないことに挑戦する・・・
たとえば「竹取物語」というプログラムで竹炭づくり。
⑩エネルギッシュに暮らそう。50しか力がなくても、それを100%発揮しよう・・・
最初に地域通貨7200ユーメがもらえるが、3か月でなくなるルール。銀行で借りると利息3%、預けると1%。今まで一番貯めたのは483万ユーメ。カジノが始まるとヨダレが止まる人もいる。

福祉の現場では、知識よりも意識!
heartful,powerful,smartful に。理屈より走れ、考えながら走れ。
ぬくもり反射と言って人間のぬくもりは伝導する。だから支援する。目の前のあなたを放っておけないという気持ちだ。

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