縁あって、設楽ダムの水没予定地を見てきました。
年始の挨拶を兼ねて、引っ越しした親戚の新居と旧居を訪ねました。親戚は自宅が設楽ダムの建設によって水没予定地となったため、山里を離れて、鉄道のある便利な所へ立ち退いたのです。
旧居は寒狭川(豊川)の上流の標高450mのところにあります。蔵のある山村ならではの立派な家です。この付近ではすでに家屋の取り壊しが始まっています。近くにある旧小学校もいずれ取り壊される運命です。この少し下流にはみんなで魚捕りをした淵があります。ここも水没します。
設楽ダムをめぐっては、川の環境、ダムの必要性、コストなどを巡って長い間議論が続いてきましたが、これまで設楽ダム建設への賛否を保留していた大村知事が、昨年末に建設を認める考えを表明しました。これでダム本体建設に向けた動きが本格化することになります。
・国土交通省 設楽ダム工事事務所http://www.cbr.mlit.go.jp/shitara/00home/sitemap.html
・愛知県 設楽ダム建設の概要等http://www.pref.aichi.jp/0000024257.html
・設楽ダムの建設中止を求める会http://no-dam.net/
ダム本体の建設予定地を見に行きました。寒狭川沿いの国道257号線を田口方面へ登らず川沿いの細い道に入っていくと、川に沿って直線的に橋やトンネルが続く道になります。この道路は、豊橋鉄道旧田口線の線路跡なのです。寒狭川の下流側から旧三河田口駅方面に川を遡上します。
この辺りがダム建設予定地です。深くえぐられたV字谷が一段と狭くなったところです。ここに高さ129mのダムが建設されます。
すでに立ち退きが始まっていて、これから、建設用の道路を整備、仮排水設備などを設けていきます。ダムの本体工事が始まるのはそれからです。ダムの完成はまだまだ先のことになると思います。
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