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2014/01/02

新年のごあいさつ

 あけましておめでとうございます。

 12月7日に開催された愛知県市町村対抗駅伝競走大会では、東浦町チームはすべての区間をトップで走りぬき、見事、町村の部4連覇をはたしました。
 もう一つうれしい話題があります。12月1日に緒川小学校が「ユネスコスクール最優秀賞」を受賞しました。ユネスコスクールは現在、日本国内に647校あり、その中で緖川小学校の生物多様性から人間の尊重まで幅広いESD(持続可能な社会を構築する担い手を育む教育)の取り組みが高く評価されました。

 昨年10月に2年目の事業仕分けをしました。前回より論点を明確にして議論を深めようと質疑の時間を長めにとりました。仕分け人は仕分け経験豊富な他の自治体の行政マンに入っていただき、みんなで事業の改善を考える場としました。
 仕分けに参加していただいた住民のみなさんからは、参加してよかった、また参加したいとの感想をいただいています。ご期待をいただいている事業仕分けですが、開催はひと区切りとし、これから、行政自身が自らの事業を評価し、改善をはかっていけるようにしていきたいと考えています。
 各職場で日常の業務改善提案も始まっています。職員ひとりひとりが日常業務の中で小さな課題や改善点に気付き、試してみて、良いアイディアについては職場全体に拡げようというものです。ちょっとした案内表示の改善から、最近では、毎週水曜日にフロア案内を試行しているグループもあります。
 このように、行政が、日々改善して、昨日よりも今日、今日よりも明日、一歩一歩進歩していく状態をつくっているところです。

 今年度の予算では、未来の社会を担う子どもたちの教育を充実させたつもりです。理解が十分でない子、発達に遅れのある子などのために学校生活支援員を増やしました。わからないままにしないように、小学校で授業後や休日に補充的な学習を進めるようにしました。また、教育委員会と学校との橋渡しをする教育指導主事を1名増員しました。

 情報公開と住民参加では、町長公務日程、交際費の細目の公表はもとより、行政が住民の意見をいただく会議は、原則すべて公募を導入、傍聴や議事録の公開をしています。今年3月定例議会には住民投票条例を提案し、さらに住民参加の仕組みを整えていきたいと考えています。

 街づくりの分野では、平成6年に事業着手した都市計画道路藤江線の366号西側部分が昨年3月に開通、今年3月にはJR東浦駅跨線橋エレベータが完成予定、東浦インター付近では新たな自動車部品メーカーが操業開始予定です。今後は、これからの低成長、高齢化社会を見据えて、公共交通を生かした、徒歩圏で楽しく暮らせる、持続可能なコンパクトなまちづくりをめざしたいと考えています。2月からは「しあわせなまちをデザインするワークショップ」を開いて、住民のみなさんからご意見をいただく予定です。

 また、まちの景観について住民の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。景観と言っても、東浦には特別な街並みや史跡があるわけではありません。しかし、ヨーロッパの小さな町を旅してわかるように、これからは、都市の景観、品格は必要な要素だと思います。なにも、歴史景観に限らず、自然景観、農村景観、小ざっぱりした清潔感のある市街地、散歩したくなる裏路地、広告物のルールなど、様々な視点があると思います。これについては昨年ワークショップでいただいたご意見を踏まえ、今年中に景観計画を作っていきます。時間はかかるでしょうが、町内に入ると何かが違うというまちにしていきたいと思います。

 就任以来、関わってまいりました国勢調査の問題については、昨年末に一連の関係者の処分ならびに総務省への報告を完了し、法令順守と不正を正す通報を保証するルール作りなど再発防止策を取りまとめているところです。二度と同様の間違えを犯すことのないよう肝に命じ、新年からは役場一丸となって前を向いて進んでまいります。

 今年も、住民のみなさんのあたたかいご理解とご協力をいただけますことをお願いし、新年のご挨拶とさせていただきます。

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コメント

神谷町長殿
 今年もよろしくお願いいたします。「つれづれログ(つれズレブログ?)で、地方自治を勉強させていただきます。
 一昨年の事業仕分けを傍聴させていただきましたが、「開催を一区切り」とされたことや、審議会等の会議の委員を「原則公募」とされたことは適切な判断だと感じました。
 今年も東浦町発展にご活躍されることを願っています。

堀様
こちらこそ、本年もよろしくお願い申し上げます。

とりあえず開催を2回までとしましたが、行政内部で(ときには外部も入れるなどの仕掛けをしながら)自ら評価・改善を行える姿勢と仕組みづくりが不可欠だと思います。
会議の公開や公募についても、できることから進めているつもりです。みなさんが参加しやすい、そして、やりがいを感じられるものにしていく必要があります。

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