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2014/02/28

「○○になりたい」から「○○をしたい」へ。・・・東浦高校卒業式で話したこと

3月が近付いて、まるで卒業生の門出を祝福するように、暖かくなってきました。東浦高校の卒業式で、次のようなことをお話ししました。

 東浦高校41回生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
 みなさんは、それぞれの夢と不安を抱きつつ、新たなステージに進もうとしています。夢というと「何々になりたい」というbe動詞で考えがちですが、「何々をしたい」という一般動詞で考えてみることをお勧めします。「何々になりたい」「to be a 何々」とした場合、それになれなければ挫折だし、願いどおりに何々になれたとしても、そこで目的を失ってしまいます。
 よくよく考えてみれば、実は、夢の答えは、何かになることではなくて、何かをすることなのではないでしょうか。たとえば、プロ野球選手になりたいとします。しかし本当の目的は選手になることでしょうか。本当は、選手になって、「観客に感動を与えたい」とか、「前人未到の記録を樹立したい」とか、そんなことがその先にあるのではないでしょうか。そう考えれば、さらにどんな選手になりたいのか考えるでしょうし、もっと言えば、野球選手にならなくても、人を感動させたり記録を打ち立てたりする夢を実現する手段があることに気付くことだってあり得ます。「何になるか」から、「何をするか」に夢を問い直すだけで、思考の深さや可能性が一気に広がります。
 まだ将来の夢がはっきり定まっていない人、とりあえず何になりたいか心に決めている人、いろいろな人がいるでしょうが、一度、本当に自分は何をしたいのか、自分で自分に問いかけてみることをお勧めします。何年かたって、きっとそれは無駄ではなかったと思う時が来るかもしれません。
 みなさんは若い。これからさらに素敵な経験を積み増して、夢に向かって力強く進んでいくことを信じて、お祝いの言葉としたいと思います。

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