「手をつなぐ育成会ふれんずフェスティバル」と「町長 神谷明彦と話す会」
午前中、ふれんずフェスティバルに参加しました。「東浦町手をつなぐ育成会ふれんず」は町内在住の、知的障がいやダウン症、自閉症などの発達障がいを持った子どもの親が運営する会で、子どもたちが心豊かに生きていくことを目標に活動をしています。町の補助金を受けていますが、手づくりパンなどを販売して活動資金をつくるなど、自立度の高い団体です。
ふれんずフェスティバルは、手作りパンやシフォンケーキ、喫茶コーナーやオリジナル絵はがき販売などのバザーと、講演会からなっていて、とくに講演会では毎年ためになる話しが聴けるので楽しみにしています。昨年はアスペルガー症候群の当事者の方からのお話でした。
今年の講師は、廃棄物の収集・再生・処分を行っている㈱中西の取締役業務部長 森常久さんです。中西さんには東浦町も長年、資源ごみ回収を委託しています。先代の会長が28年前に知人から頼まれて1人の障がい者を採用したのが始まりで、今では五十数人の従業員の52%を知的(一部に精神)障がい者が占めるようになりました。その中で、如何に社員の適性を見つけて、本人にも家庭にも無理のないように仕事を続けてもらっているか、日常業務の様子をお話しいただきました。資源の分別などコツコツ粘り強く続けることは知的障がいとのある方と親和性が高いそうです。障がいのある人にとって定職を持つことは簡単ではありません。このような、遣り甲斐、働き甲斐を持って収入を得られる場が身近にたくさん欲しいところです。
午後から、藤江公民館で開かれた町長と話す会に出席しました。住民有志の方々が、生路地区に続いて藤江地区の住民のみなさんと私との意見交換の場を企画してくださいました。まず、私から就任以来どんな考えのもとで何をしてきたか、これからどんなことをしようとしているかについて1時間ほどお話をして、そのあとで、会場から質問をもらい、ざっくばらんなやり取りをさせていただきました。質問では、今後の市制移行についての考え方、少子高齢化の中での介護のあり方、交通安全対策に関すること、サッカーグラウンドの工事が続いている東浦緑地の整備事業の効果・必要性を問うものなど、単なる要望ではなく、むしろ政策的な考え方に対する関心の高さが印象的でした。
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