新学校給食センターが竣工
平成24年末から工事を進めていた新学校給食センターが完成し、その竣工式を行いました。
新学校給食センターの建築工事は、東浦町にとって久々の大型公共投資というだけでなく、議会から事業費が過大との指摘を受け、着工直前に設計変更を行うなど、何かと思い出に残る事業になりました。
給食センター入札延期
http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2012/06/post-5eb5.html
設計変更の方向性
http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2012/07/post-e36c.html
給食センターの起工
http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2013/01/post-0a82.html
建築工事の様子
http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2013/07/post-4162.html
最近、建設単価の高騰や職人さんの人手不足が問題になっています。もう少し事業着手が遅れたら大変なコストアップになっていたかもしれません。(消費税も5%で済みましたし。・・・)そういう意味ではラッキーだったと思います。施工してくださった近藤組・東浦土建JVには、建築許可が遅延したにもかかわらず、4月のオープンに間に合うように工事を完遂していただき大変感謝しています。
外壁の色は、最寄りの石浜西小学校と片葩小学校の子どもたちに選んでもらいました。皆さんから税金をいただいて皆さんのために使われる公共施設に関心と愛着を持っていただきたいと考えたからです。行政が選ぶとアイポリーやブラウン系の色になりがちですが、子どもたちの選んだ色はブルー系でした。
給食は、正しい食習慣やマナーを身に着ける場でもあります。地元の旬の食材を最新の衛生的な環境で調理し、給食センターと学校が一緒になって、学舎の仲間と、美味しく、楽しく食べられる「東浦の給食」を充実させていきたいと思います。
竣工式の後で見学会を行いました。春休みが終われば、すぐ供用開始です。大勢で内部を見られる機会はこれが最初で最後です。
髪の毛が落ちないように帽子をかぶって、さあ潜入。ピットのあるところを除いては、床を水で濡らさないドライシステムを採用しています。調理室の入り口にはエアシャワーがあります。食材ごとに、また衛生レベルごとに区画が分かれていて、人の行き来も制限する構造になっています。各区画とそこで履く靴も色分けされています。調理器具の前後でも色分けされていて、調理前と加熱調理後で衛生レベルが違うことを示しています。従来の給食センターと比べると格段に広く、内部は工程に沿って迷路のようになっています。
調理用のお釜は蒸気を使って加熱します。建物の裏手にはボイラー室と煙突があります。
新学校給食センターの概要は、
敷地面積: 9111㎡
延床面積: 3461㎡(1階: 2888㎡,2階: 573㎡)
工事請負費: 1,100百万円
厨房設備費: 402百万円
設計監理費: 36百万円
用地購入費: 110百万円
調理能力: 最大5600食/日(小学校7校+中学校3校)
従来の学校給食センターの概要と比べてみると、隣同士だった第1(651㎡)と第2(633㎡)が集約されたとはいえ、新学校給食センターの規模が大きいのがわかると思います。
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