第29回 名古屋市近隣市町村長懇談会に出席
略して名古屋市近隣懇。名古屋市から半径20km内に位置する市町村など、日常的な関わりが深い近隣の市町村長が一堂に会し、率直な意見、情報交換を行い、相互の理解を深め、積極的な地域間の相互協力、連携活動を進めるため、懇談会を開催するのが趣旨。今回は、会議の後、名古屋大学減災連携研究センターを見学、堀川を船で下った。
会場は千種のメルパルク。はじめに、コープあいちとの災害時物資供給協定締結のセレモニーを行った。コープあいちとは東浦町も含めてすでに27自治体が個別に協定を結んでいる。しかし、大災害の場合に、それぞれの自治体がバラバラに物資供給要請をしても、被災状況に応じて応急生活物資が供給されるとは限らない。それより、まずは各市町村の要請を愛知県が取りまとめ、被災状況を考慮した上で各市町村に物資が配分されるようにしたほうが良い。そんな経緯で、個別協定を、近隣懇に参加する39市町村と県とコープあいちの包括協定に切り替えることになった。なんと、くじ引きで、協定書を交わす役目を私が務めることになった。
このあと、北海道大学法学研究科の宮脇淳教授による圏域連携をテーマにした講演と、名古屋市からリニア開通を踏まえた名古屋駅周辺まちづくり構想(案)の紹介があった。
名古屋大学減災館では福和伸夫教授から説明をいただいた。
知多半島の地下は断層崖に沿って断層が走っているが、濃尾平野には見当たらない。これは無いと言うよりは、沖積層が厚くて、断層が見つかっていないのが実際のところだそうだ。
超高層マンションの地震時の揺れを再現する装置。
床に航空写真を貼った、吹き抜けの空間に津波高をイメージできる垂れ幕がある。
今の地図と古地図を同時比較できるディスプレイ。
減災館の免震構造を支える巨大なダンパー。
東海道 宮の渡し跡から名古屋港ガーデンふ頭まで堀川をクルーズ。堀川沿いには小型船舶用のドックが今も並んで立っている。
堀川の海への出口にある樋門と、樋門を閉じた時に堀川の水位を調節するポンプ場。
三菱重工の工場ではボーイング787の主翼部分をつくっているそうだ。
名古屋港に出ると、名港中央大橋と新名古屋火力の煙突が見えてくる。
このあと、名古屋港湾会館で懇親会を行った。
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