献血運動推進全国大会に出席
名古屋市内で開催された献血運動推進全国大会に出席しました。日本赤十字社の名誉副総裁である皇太子殿下がいらっしゃっているので会場の芸術文化センターは物々しい警備でした。主な行事は功労者の表彰ですが、体験発表では、16歳の時に発病した急性骨髄性白血病の治療の際に大量の輸血を受けた経験をもとに、血液製剤の大切さ、献血者への感謝の気持ちを込めた体験談が印象に残りました。
「血液の多くは実はがん治療に使われているのです。抗がん剤を用いてがん細胞もろとも白血球などの血液細胞を死滅させます。この時に血液細胞を補うために大量の輸血をします。血小板が減ると歯を磨くだけで歯茎から血が止まらなくなります。減った赤血球を補うと体が元気になるのがわかるので、輸血が待ち遠しくなるそうです。からだ中の血を入れ替えて血液型も変わりました。多量の輸血を受けて、辛い治療を経て、今の自分があります。でも、一度、血液の病気にかかった自分はもう献血することはできません。献血できるのは健康な証拠だとつくづく思います。」
ところで昨日は、東浦にある「あいち健康の森健康科学総合センター」に皇太子殿下がいらっしゃいました。一時間ほど、館内の施設を見学されました。
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