奥飛騨の旅
夏に一回くらいは家族一緒に旅に行こうということで、お出かけを決めたものの、なかなかみんなの予定が合わない。しょうがないので、マイカー組と鉄道組の二手に分かれて出発。
鉄道組は、美濃加茂あたりでゲリラ豪雨に遭ってダイヤが大幅遅れ。2時間以上遅れると特急料金がタダになるんだと子どもたちは妙に納得。
せっかく新穂高ロープウェイで山頂駅まで上がったものの、天気が曇り時々小雨でイマイチ。せめて西穂山荘くらいまではハイキングをしたいところだが、視界も良くないのでその辺をプチ散策。下を向いてのんびり歩くと高山植物が目を楽しませてくれる。
奥飛騨とくればやっぱり温泉。この辺りは、今や温泉には当たり前になった露天風呂の先駆けとなった所だ。
地獄地帯のようにあちこちに自噴の源泉がない限りは、本来温泉の浴場は屋内の内湯だった。またそれ以前、特に古くからの温泉地では、入浴するのは共同浴場(外湯)で、宿は共同浴場で湯治するために投宿する場所だったと聞いたことがある。山陰の温泉津などでは、いまでも内湯のない旅館がある。
新穂高温泉では、豊富な湯量を使って、様々な趣向を凝らしたお風呂に入ることができる。
マーフィーの法則ってやつか? 帰る段になってお天気に。昨日晴れてくれればよかったのに残念。まあ、槍ヶ岳が見えただけでも良しとしよう。
新穂高にある砂防博物館。土石流や地滑りの模型があって、自分で家屋や砂防ダムを配置して簡単な実験ができる。
1979年に大規模な土石流があった栃尾温泉の洞谷。新穂高から少し下った県道沿いにある。復旧跡が生々しい。
せっかく高山に来たのだから、陣屋や上三之町をぶらつきたいところだが、自分は用があるので家族と別れて一足先に鉄道で名古屋に向う。名古屋行の特急「ひだ」が入線してきた。高山線は、車窓の渓谷美がおすすめの山岳路線。朴葉で包んだお寿司を買って乗り込んだ。
| 固定リンク
コメント