八百津~恵那をドライブ
9月の半ばに八百津~恵那をドライブした。
木曽川右岸の高台に杉原千畝記念館がある。八百津出身で、第二次大戦中、リトアニア領事館に赴任、本国の命令に背くまでしてユダヤ人にビザを発給し、ナチスの迫害からから6000人以上の命を救った信念の人だ。
杉原千畝記念館からみた八百津のまち。ここから谷が開けて、木曽川が濃尾平野にそそぐ。
昭和30年(1955年)に木曽川本流を堰き止めて完成した丸山ダム。高さは98.2mあり、戦後の大ダム建設の先駆けとなったダムだ。谷が狭いためにダムの規模の割に、有効貯水量は3839万㎥とあまり大きくない。今この丸山ダムを122.5mの高さまで嵩上げして有効貯水量を1億180万㎥にする再開発(新丸山ダム建設)計画が進んでいる。
新旅足橋(しんたびぞこばし)にやってきた。この橋は、新丸山ダムの工事で水没する国道418号線の付け替え道路として新たに造られたもの。車がやっと通れるかどうかの現道の付け替え道路としては破格に贅沢。河床から路盤までの高さは200mで堂々の日本一。高さ100mくらいの橋はたくさんあるが、ここまで来ると異次元の感覚がある。眼下に蛇行する川を見下ろせるのはすごい。眼下に見える黒い筋は、橋の影だ。
更に恵那方面に向かうと、潮南(しおなみ)という地名がある。なにやら曰くありげな地名と思いきや、ここの潮見小学校から名古屋港が見えるというので、さっそく高台にある小学校に行ってみた。海抜665m。快晴というわけではないので海ははっきりしないが、名駅の高層ビルがはっきりわかる。地図で見ると、名古屋港までは60kmくらいだろうか。
http://www.shiomi.yaotsu.jp/ita068/index.cfm?school_id=6(潮見小学校HPより)
恵那の近くまで行くと、高台から一気に木曽川岸まで下りていく。
その途中で、こんな看板があった。「天空大橋」。もっとすごい橋を造る計画があるのだろうか?
恵那峡の辺りではV字谷を一跨ぎする橋は特に珍しくはないが、大井ダムのすぐ下流でも、高い橋が建設中。もともと幹線道路のないところだけに、ラッシュ時はともかく、そんな交通需要があるのだろうか。
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