宮城県柴田町を訪問
宮城県柴田町は、仙台からJR東北線で30分ほど南に行ったところにある人口約4万人のまちです。町の自慢は、白石川の堤に8kmにわたって続く一目千本桜。春になると残雪を頂いた蔵王連峰をバックに桜色に染まる川縁を見にたくさんの観光客が訪れるそうです。白石川の右岸、市街地のすぐはずれにある小高い山は船岡城址。伊達騒動を題材にした山本周五郎の小説「樅ノ木は残った」に登場する原田甲斐の居城のあったところです。
この山一帯に桜、紫陽花、曼珠沙華などを育てて、花の名所にしようとしています。さらに川堤と船岡城址を隔てる東北線を越えて両者をつなぐ歩道橋を建設中です。
柴田町役場に滝口茂町長をお訪ねし、財政、子育て施策、災害対応、まちの魅力づくりなどについて意見交換させていただいた後に、船岡城址公園を案内していただきました。
午後からは、柴田町内にある私立仙台大学を見学しました。仙台大学は、北海道・東北地方で唯一の体育系大学です。オリンピック選手もたくさんいるそうです。キャンパス内には、大きな体育館が4つあり、トレーニングルームやリハビリルーム、陸上競技場も完備しています。
案内してくださった早川公康准教授は、東浦町の出身で、西部中学校の第一期生です。大阪市立大を経て東大大学院で博士号を取得し、健康・スポーツ科学の分野で研究をされています。特殊なトレーニングマシーンを使った要介護の高齢者の機能回復や、マシーンを使ったナンバ歩き・ナンバ走りの体得にも取り組んでいるそうです。学食では、IDカードを使って、学生一人一人の栄養管理をしています。
| 固定リンク
コメント