芸術の秋
名古屋伏見の電気文化会館で開かれている東浦町在住の洋画家 野村卯(のむら じげる)さんの個展に行ってきました。これまでの手掛けてきた作品の集大成です。
パリ国立美術学校の入試課題だった十代の自画像から、淡々、細々、冷々したものに日本の美観を見た松の木のシリーズ、水のブルーが印象的なユーゴスラビアを旅した時に描いたスタリ・モスト(古い橋)の絵。スタリ・モストは、モスタルの旧市街を流れるネレトヴァ川に架かる橋で、16世紀にオスマントルコのスレイマン一世によって建設された世界初のシングルスパンアーチ橋だったと言われています。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争当時の1993年にクロアチア系の民兵によって破壊されましたが、その後再建され世界遺産に登録されています。
比較的近年では、スペインやイタリアの街を巡って題材にしたものなど、画伯のこれまでの人生を通した様々な画風・筆致が勢揃いです。
次いで、刈谷市在住の大野さんによる田園の中にある「駆けるⅢ」なる作品群を見てきました。東浦にこんなところがあるとは知りませんでした。そこの舞台のような場所で、フルート、バスクラリネットとアコーディオンによるコンサートが開かれました。愛知産業大学の学生さんたちによる石釜の焼きたてピザやドリンクのサービスもありました。
そこで、久しぶりにかつて無党派議員の勉強会で一緒だった元北名古屋市議会議員の鈴木さんにお会いしました。鈴木さんは学生の時に美術を専攻されていて大野さんのお父さんが恩師とのこと。私はたまたま、町内の拉麺屋さんで大野さんと知り合いました。巡り巡ってつながるご縁とは不思議なものです。
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