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2014/10/21

空から見た日本・・・9月の末に仙台に飛んだ時のこと

御嶽山の噴火から程ない9月の末に、日本の上空を飛ぶ機会がありました。
仙台行の飛行機は、セントレアから1日7便が運航しています。以前はすべてジェット機でしたが、最近の省エネ、ダウンサイジングの流れを受けて小型のプロペラ機に変わってきました。日本列島の上を少しゆっくり飛ぶのも悪くないと思います。

セントレアから離陸してほどなく、御岳が少しだけ見えました。噴煙らしきものがうっすらとたなびいています。

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飯田市上空を通り、南アルプス(ちょうど間ノ岳、北岳、駒ヶ岳が見える)の上を飛んで、

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関東平野(利根川が見える)を横切り、

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日光上空へ。(中禅寺湖と、中央に小さく華厳の滝が見えますか?)
中禅寺湖は男体山の溶岩によって大谷川が堰き止められてできた天然のダム湖です。ダムからあふれた水が華厳の滝となって流れ落ちています。

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鬼怒川温泉の近く(五十里、川治、湯西川の3ダムが見える)を通過して会津地方へ。

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裏磐梯(五色沼、檜原湖、小野川湖、秋元湖が見える)の上を飛びました。磐梯山はかつては2000mを超える高さがあったと言います。それが、有史以来の噴火に続き、1888年に大規模な水蒸気爆発を起こして山体上部が吹き飛びました。以後、磐梯山の高さは番茶も出端の18・19(2012年に1816mに改定)。吹き飛んだ大量の土砂が磐梯山の北側の地形を様変わりさせた結果、今の裏磐梯の湖沼が生まれました。地中深くに埋まってしまった集落もあります。

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少し飛ぶと吾妻小富士のクレーターがくっきり見えます。

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日本はけだし火山国なんだ。そんなことを考えていると機は降下を始めて間もなく仙台に着きました。

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ところで、ローリングシャッター現象という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 多くの方が、気づくかどうかは別にして、経験はされているはずだと思います。
これは、デジカメで撮影した時、撮像素子(CMOS)のデータのスキャン(露光・読み出し)の時間差のために現れる現象です。撮像素子では、感光面上に並んだ各ピクセルに光が当たって生じた電荷をピクセルの並び順に時系列で転送しています。つまり感光面上の静止画は同時に撮っているのではなくて、ピクセルごとに僅かずつ時間をずらして撮っています。(二次元の情報をリアルタイムで取り込んでいては膨大な情報量になってしまうので、時系列の一次元情報にして扱う情報量を縮減しています。)
と言っても時間のズレはほんのわずかなので動きの遅いものでは目立ちません。飛行機のプロベラのような速い動きだとそれが顕著になってきます。
上の写真はパナソニックの小デジで撮ったもの。下の写真は、旧式のスマホで撮ったものです。スマホでとった画像では、明らかに画像の各部に時間的なずれが生じているのがわかるはずです。スマホの縦横を変えてとってみると、縦方向と横方向のスキャンの順序が異なるために、画像のズレのパターンが違ってくるのがわかります。

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コメント

毎日のようにデジカメを使っているのにこのような経験は初めてです。説明もさることながら、写真を見るとそれがはっきりします。年寄りには説明文だけではなく絵(写真)も必要ですね。百聞は一見にしかず!です。貴重な解説を有難うございました。

投稿: terasan | 2014/10/23 11:35

terasan様
ありがとうございます。興味を持っていただき、記事にした甲斐がありました。
正確な解説と言えるかどうかはわかりませんが、とにかく「平面上の各点で光を感じる際に、規則的な時間差がある」ということだと思います。

投稿: 神谷明彦 | 2014/10/23 18:10

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