卯ノ里小学校「お話しを聞こう会」
卯ノ里小学校ではキャリア教育の一環として、5年生の総合学習で「生き方」を学ぶために、「いろいろな職業の方からお話しを聞こう会」を計画して、十数人の講師を招いているのだそうです。町長の仕事の内容や私の経験について講師を依頼されました。子どもたちの前で、自分の人生観や職業観を話すのは初めてです。お話しを30分ほどにまとめるために、朝急いでパワーポイントのスライドをつくりました。
目次は、こんな感じ。
これで始まって、
これで締めくくりました。
町長とはどんな身分なのか、どんな職業なのかについては、よく子どもたちの前で「町で一番偉い人」みたいな紹介をされることがあります。これは正しくありません。では何と説明すればよいのでしょう。難しいところです。私は、役場と公務員について説明したうえで、「町長は役場の社長さん」と答えることにしました。
お話しの後で質問がたくさん出ました。その中で、「町長の年収はいくらですか?」という質問がありました。驚いたのは、子どもたちが世間相場というか、およその感覚を持っていることです。最初に、「50万円だと思う人」と言ったら誰も手を上げません。500万円で数人。1000万円が最も多くて、1000万円と1500万円で、ほとんどの子が手を上げました。1億円は、ほとんど手が上がりませんでした。これって、感心しませんか? どこで感覚をつかんだのでしょうか?家庭の会話でしょうか?
それから、「町民でなければ町長に立候補できないのですか?」という質問もありました。議員は住民代表として町民である必要がありますが、町長は雇われ経営者なのですから町民である必要はありません。よい質問だと思いました。
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