一般県道刈谷大府線開通式と、「刈谷境橋」と「五箇村橋」の渡り初め
11月15日に、刈谷市と共催で、刈谷市と東浦町を結ぶ新路線の開通式を行いました。大村知事をはじめたくさんの来賓の方々に出席していただきました。
尾張と三河を隔てる境川、逢妻川にかかる境橋、刈谷橋は、昭和9年3月に竣工しました。両橋は、重厚な8角形の橋搭から、昭和のレトロな雰囲気を感じることができ、ぜひ、後世に残していきたいところですが、残念ながら、橋の老朽化と境川流域の河川計画に対応するため、新しい橋への架け替えが急務となりました。平成15年に愛知県の事業として着手され、「刈谷境橋」と「五箇村橋」の完成により、本路線の開通式を迎えることとなりました。
刈谷市と東浦町は、刈谷城、緒川城の城主である水野家ゆかりの地として歴史を共有しており、現在においても、尾張と三河の垣根を越えて、衣浦定住自立圏協定を結び、医療の連携やコミュニティバスの乗り入れ、公共施設の相互利用を進め、住民生活に必要な施策の充実に努めています。両市町を直接結ぶ新たな路線ができることは本当に喜ばしいことです。
しかしながら、開通により、交通の流れが大きく変化することが考えられます。特に尾張側の橋の取り付けが南に移動し、東浦町の森岡地内への交通流入による混雑が心配されています。森岡市街地では交差点改良事業を進めていますが、すぐには完成しません。周辺の交通を快適なものにするには、道路管理者、利用者、地域住民の協力が欠かせません。ぜひ、本路線が、刈谷市と東浦町、更には大府市を含む周辺市町の住民が心豊かに暮らせる懸け橋となることを期待しています。
午後から風が吹いて冷えてきました。開通式は、まず東浦町立森岡小学校と刈谷市立亀城小学校の金管演奏で始まりました。このあと主催者と来賓の祝辞、テープカット、久寿玉割りと続く次第でしたが、風が強くて久寿玉が先に開いてしまうプチハプニングがありました。
刈谷側から橋を渡ります。刈谷境橋は、堤防を隔てて並行して流れる逢妻川と境川を一気に跨ぐ橋です。左下の写真は、橋の中ほどから下流を見たところです。左が逢妻川、右が境川です。右下の写真は上流側を見たもので、右が刈谷橋、左が境橋です。両橋は間もなく通行止めにされ、解体作業に掛かります。
境川を渡ると東浦町で、すぐに五ヶ村橋を渡ります。橋の銘鈑は森岡の小学生に書いてもらいました。
橋を渡り切ると衣浦西部線との交差点がありますが、ここを直進すると森岡の市街地に入ります。
まもなく撤去される旧橋の様子です。古いながら昔のデザインは本当に味があると思います。右下の写真に新しく架けられた刈谷境橋が写っています。
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