緒川小学校でユネスコ会議のエクスカーションがありました。
持続的な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ会議のエクスカーション(遠足・現地学習)として、海外からの会議参加者が緒川小学校を訪れ、オープン教育を見学しました。町長として以下のようなご挨拶をさせていただきました。
東浦は、徳川家康の生母 於大の方が生まれた所です。彼は、江戸(今の東京)に徳川幕府を開き初代将軍となり戦乱の世を終わらせた人物です。私は東京で東浦の紹介をさせていただくときは、「歴史に“If”はありませんが、およそ500年前に、もし東浦に於大の方がお生まれにならなかったら、この大都会は存在しなかったかもしれません。」と言うことにしています。
ここ緒川小学校は、37年前に、オープン形式の校舎に建て替え、以来、「オープン教育」を行っています。ここの特徴としては、教科の枠にとらわれない総合学習と、子どもたちの自主性を重んずる個別学習、地域住民も参加・協力して地域と共に学び合うことが挙げられます。ですから、ESDという概念が入ってくる前から、環境問題をはじめとする様々な社会問題を日常の学習の中に取り入れていく素地を持っていました。
平成22年度からはESDに注目し、全学年でESDカレンダーを作成して、「自然とのつながり」「社会とのつながり」「人とのつながり」を柱にした教育を計画的に進めており、平成25年度にユネスコスクール最優秀賞を受賞することとなりました。実社会では、必ずしも「一つの正解」が存在するわけではありません。討論・スピーチでの学び合いや、仮説を立てて、多面的、総合的に考える力を養う教育を目指しています。
そんなESDとのご縁があって、世界各国からのみなさんが東浦町、そして緒川小学校にお越しいただいたのは、この上なく光栄で喜ばしいことです。短い時間ですが、緒川小学校について心行くまでご覧になって、また、児童たちとも交流をしていただければ幸いです。
参加者のみなさんは授業の様子を見た後、児童と給食を楽しんで、次の訪問先の愛知商業高校に向かいました。
写真はカンボジアの方とスウェーデンからいらっしゃったご夫妻。子どもたちが授業に集中していること、教師との双方向のやり取りが活発になされていることを感心されていました。
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コメント
緒川小学校に私は10月小学校3年生の音楽の授業にバイオリン二スト
として招かれました
狭い音楽室に3クラス分の子どもたちがぎっしり
音楽の先生は私の同級生
わたしを紹介する時の文句がまたまた
すばらしかったので、児童も先生もすごい人が来たのだと思ったのか、私の演奏から始まり私の話、楽器紹介、楽器に触れる、奏でてみる、質疑応答、最後に演奏
子どもたちはまるまるの瞳で目力を感じるというか痛いくらいに感じました、子どもたちにとってもインパクトの強い充実した音楽の授業だったようです
我子Sはいつもうるさいといいながら
日常に流れている音色ですが
他の子どもたちにとっては
レアものだったのは?
私も楽しかった
聞けない子もいてすごい子どもたちだから
との前置きのわりには
子どもたちの純真な好奇心を感じる時間でした
帰るときショーンがいた
投稿: あけちゃんです | 2014/12/05 01:35
あけちゃんへ
子どもたちと音楽を通じて心を通わせる場を共有できたようですね。素晴らしいことだと思います。
子どもたちの好奇心と感動する力をどんどん引き出したいものです。こんな授業をさらに発展させることができると良いですね。
ところで、ショーンって、ヒツジの?
投稿: 神谷明彦 | 2014/12/15 01:30