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2014/12/23

健康体操30周年と湯浅教授の講演

少し前のことになりますが、9月30日に開催された健康体操の30周年記念行事で、中京大学の湯浅景元教授の講演を聴く機会をいただいただきました。体育館で体を動かしながらの、本当に楽しいお話しです。

偶然、前日に体育系の仙台大学を訪問したところでした。控室で雑談をしていたら、湯浅先生からも、前日と同じようなお話しを伺いました。
いま体育系の大学では、競技成績が良いだけではダメで、講義をとれなければならないそうです。体育大学では、スポーツを科学するわけですが、実際には科学の理論を駆使してよりすぐれた動作を開発すると言うよりは、トップアスリートの動きを解析することにより後付けでその動きの優位性を裏付けることの方が圧倒的に多いそうです。やはり天才が経験の中で自然に創り上げる技にはかないません。稀なケースとして、円盤投げの室伏選手のスイング使う新しい投法がブランコの動きをヒントに編み出された例があるそうです。また、特殊なスーツや用具を使う競技では、アイティムの開発に科学の力が不可欠だそうです。

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以下、湯浅先生の講演のメモです。

宇宙の一日は地球の一年分?。無重力で筋肉が衰える。
運動不足は老化を早める。

人間の細胞は常に新しい細胞に置き換わっている。胃壁は2日で、骨は10年、赤血球は4か月、肝臓は5か月、大腸は3~4か月?で置き換わる。脳・神経は一生、置き換わらない。

運動の前に、まず眠ることが大事。
運動で筋肉に小さな傷をつける。傷が治るとき(睡眠中)に元気になる。
睡眠中に成長ホルモンが出る。勉強や記憶も睡眠に関係している。疲労回復ももちろんだ。
午後11時から午前2時が睡眠に大事な時間。遅くても午後11時に眠りについて、同じ時刻に起きるのが良い。一日7~9時間眠るのが良い。長すぎても健康障害の原因になる。
自分は睡眠のペースを崩したくないから、65歳を過ぎたら海外旅行をしないよう心掛けている。
眠りのためには、深部体温を下げる。一旦体温を上げて、下げると眠くなる。

朝食は朝起きてから1時間以内に、朝9時までにとる。甘いものは15時までに。
コックピット症候群という言葉がある。座ったままルーズな生活をしない。必要なものがあれば、必ずその場所まで取りに行くようにする。

肥満を防ぐには、食事を3回から5回に小分けして食べる。仕事の合間の一服、お茶と茶菓子もよい。
逆に、空腹時間を長くすると肥満になる。これを利用して、相撲取りは朝起きて食事をせずに練習して、腹を空かせて一気に食べる。
良質のたんぱく質をとるために、牛肉を週に1回食べる。牛肉に含まれるトリプトファンには心を落ち着かせる効果もある。
いか、たまご、たこ、じゃこ、うに、いくらなどの悪いコレステロールを避ける。

朝歩いても肥満に効果はない。ウォーキングの数時間前に筋トレをすると良い。(脂肪が燃えるところに運ばれてから燃やすから。)
ウォーキングをするなら、呼吸が苦しくない程度に、15分以上、速足歩きする。急な運動をしない、人に合わせないで、1人でやる。
気持ちよく外で歩ける季節は3か月程度。立ち机、電話中に足踏みなど、仕事中に運動するとよい。

こんなことを心掛けてはどうか。
・足の小指でバランスをとる。3回片足で跳ぶとバランスが据わる。
・ケータイを打つときには背筋を伸ばす。
・死ぬ直前までトイレは一人で行く。
・5分でも自分のための時間をつくって心を落ち着ける。
・肩甲骨を寄せる。

筋トレ、ストレッチは、やり方に注意。
腕立て、足の曲げ伸ばしのような、自重よる運動では負荷が足りない。持久力はつくけど筋力は強くならない。腹筋ではウェストを引き締めることはできない。
おすすめの筋トレとして、両手を全力で7秒間引っ張り合う。これを週3回以上やる。
左右の肘を曲げて全力で7秒間、上下押し合う。寝て、全力で7秒間、膝を腕で押す。足首を交差させて全力で7秒間押し合う。

柔軟テストは今はやらない。「体が柔らかい=関節の緩み」と言ってよい。怪我のもとになる。柔らかさを求めすぎてはいけない。むしろ筋力をつける必要がある。

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