年度始めと挨拶回り
昨日は、年度初めの日。県などへ派遣する職員の辞令、新規採用職員の辞令、係長級以上の職員の辞令、各地区連絡所長の辞令、教職員の辞令伝達式への出席、町に派遣される県職員の辞令など、朝から辞令伝達の連続で、実にたくさんの辞令を読みました。年度始めの訓示では、次のようなお話しをしました。
3月定例議会で新年度予算を可決いただきました。我々行政は、その予算に基づいて、この一年間執行を行っていくことになります。執行に当たっては、何度も申し上げていますが、効果を評価し、改善を続けていくことが求められます。
ホワイトカラーの仕事の本質は工夫をすることですから、ルーチンワークをこなしているだけでは仕事とは言えません。必要に応じて常に事業のスクラップ&ビルドをし続けないと、民間企業ならとっくに潰れることでしょう。潰れないのは行政には競争相手がいないからです。しかし、これからの行政は他市町村と厳しく比較されることになるでしょう。
皆さんには特に以下の5つのことに留意していただきたいです。
①失敗を恐れずに新しいことに挑戦してください。そのためには実行力もさることながら、常に新しい情報を仕入れ、勉強せねばなりません。
②同じやり方で継続していることに疑問を持ってください。議会の質疑でもそうですが、とかく新規事業や廃止事業に目が行きがちですが、継続することに疑問を持つことが意外に忘れられています。
③タテ割りの壁を廃して、他部署と相談・コラボしてください。これから住民協働が進展すると従来の部署の境界領域の仕事がますます増えるでしょう。
④役所から市民の中に出て行って市民と一緒に動くことです。そして、市民に役所のファンになってもらいましょう。
⑤先人の自覚を持って後輩を育てることも大事な仕事です。皆さん方は後輩に背中を見られているのです。
新規採用職員の皆さんは、悪い意味で組織の常識に染まらないよう、初心を忘れないでください。意見や疑問があれば、職場でどんどんぶつけてみましょう。ただし、大抵3年くらいは取り合ってもらえないかもしれません。それでも、粘り強く初心を持ち続けてください。
それから、役所同士あるいは民間も含めて外部と交流し、互いに学び合える人間関係をつくってください。
今日は、正副議長、副町長と一緒に、半田にある児童相談所、保健所、警察署、県税事務所、知多県民センター、建設事務所、農林事務所、港湾事務所など、県の出先機関と県庁を訪ねて、関係部署に年度始めの挨拶回りをしました。異動になった方もたくさんいらっしゃいました。以前は年始(1月)の挨拶回りもしていたところを、昨年から年度始めのみとしましたが、年に一度くらいは、たとえ時間は短くとも、顔を合わせて会話する機会を持つことの大切さを感じます。
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