あいち健康の森 薬草園 がオープン
あいち健康の森の北端で整備中だった薬草園が完成して、県主催の開園式典がありました。
県は、この薬草園を、薬草の活用を通じて心とからだの健康づくりに対する意識の向上を図り、自然との共生や薬・食を学ぶことができる場、子供から高齢者まで誰もが楽しめる憩いの場と位置づけ、四季折々に花や実をつける150種類以上の薬用植物を植栽展示し、見て、体験して楽しめる薬草園を目指すとしています。農作業体験やハーブを使った調理教室なども予定しています。愛知県薬剤師会と㈱日誠が指定管理者となり運営を担当します。
大村知事の主催者あいさつに続いて、久野大府市長とともに地元首長として来賓祝辞を述べさせていただきました。テープカットの後で、地元の小学生も参加して記念植栽と記念植樹。植樹では、薬効成分があると言われる枝垂れ桜、肉桂、柳を植えました。
大府市と東浦町が進めているウェルネスバレー構想の中の一角にまた新しい魅力が加わったのはとても嬉しいことです。
薬草園と言うと、学生時代に隣りが薬学部で、薬草園を通る道を教養部との行き来に使っていたのを思い出します。妻と今朝、祝辞で何を話題にしようかと話していたら、妻が薬草園の中の小道を歩くとハーブの香りに包まれて心が癒されたみたいなことを話せば良いと言いましたが、そんなわけはありません。研究用の畑ですから。
でも、健康の森の薬草園には、こどもからおとなまで薬草に親しめるような楽しい要素が備わってほしいと願っています。中国では茶葉にクコの実などの薬効成分のあるものを入れて、お湯を継ぎ足し継ぎ足し、時間を掛けて飲む文化があります。我々もまだまだ薬草に親しむ余地があるのではと思います。以前、薬膳バーに行ったことがあります。そのとき、アルコールの代わりにスパイスやハーブを使ったカクテルを飲んで、身体が熱くなるのを感じたことがあります。また、薬と毒は紙一重であることも学びたいものです。これから、どんな展開があるか楽しみです。
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