半田の消防本部で、消防職員の意見発表を聴きました。
知多中部広域事務組合(半田市、阿久比町、東浦町、武豊町で構成し、広域消防を運営する特別地方公共団体)の議会に出席するために半田に行きました。消防本部の建物から、道路を隔てた半田市役所の敷地を見ると昨年末に竣工した新庁舎の手前にあった旧市役所の解体が進んでほとんど更地になっています。
広域消防の議会は、各構成市町の議員と議長が決まったのを受けて、広域消防の議員の役を決める臨時議会でした。会議の後で、全国消防職員意見発表会に出場した植田圭祐消防士の意見発表を聴かせてもらいました。現場体験に基づいた消防士による“青年の主張”のようなものです。全国大会には全国から選ばれた10人が出場したそうです。
彼の発表のタイトルは、「あなたの家族は心肺蘇生法ができますか?」でした。以下、そのあらすじです。
救急現場に居合わせた人をbystanderというが、たまたま犬山シティーマラソンに出場した時に、他の参加者が心肺停止状態になり応急手当てをした経験がある。このとき、他に手を差し伸べる人はいなかった。そんな現状を見て、自分に何かできることはないかと考えるようになった。
家族に相談したら、母は「あなたがいないと自分には出来ない」と言った。だったら、消防職員が自分の家族に対して救命講習をしてはどうか。自分の家族に目を向けること。それなら私一人でもできる。実際に、風呂や寝室を想定してよりリアルな講習を心掛け、家族も心肺蘇生法ができるようになった。
これは、住民の応急手当ての現状を大きく変える第一歩になるのではないだろうか。これを全国16万人の消防職員に伝えたい。そうすれば、心肺蘇生法は今までよりも格段に普及するだろう。私たち一人一人が動けば、現状を変えられる。
貴方の家族は心肺蘇生法ができますか?
この後、半田市役所で、東浦町も出資している半田市土地開発公社の理事会。そして午後から、知北平和公園組合(東海市、大府市、東浦町で構成し、斎場と霊園を運営する特別地方公共団体)の臨時議会がありました。明日も、東部知多衛生組合(大府市、豊明市、東浦町、阿久比町で構成し、ごみやし尿を共同処理する特別地溝公共団体)の臨時議会が予定されています。
夕方から日帰りで東京に行きました。富士山の雪はもうずいぶん融けていました。
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