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2015/06/15

あっ、こんなところにも残ってたんだ! 三角屋根。

瓦葺4連のノコギリ屋根です。近頃、なかなか連続したものを見つけ辛くなりましたが、まだまだ懐かしい風景が残っているのですね。
直射日光が入らないように、北側に刃の付いたのこぎりになっているので、見ると方角がわかります。この場合は、向かって右が北です。
木造で工場を建てる、光も採りたい、天井高もある程度欲しい、コストは下げたい。当時としてはこの構造しかなかったんでしょうね。

以前はまちの至る所にノコギリ屋根の工場や煙突が立ち並んでいました。生路小学校校歌の3番「街にあふ~れる工場の 機械の音のにぎわしさ のびゆ~く国にそだちつつ 強く明るくわれらはすすむ」は、そんな昭和の時代のようすを謳ったものです。今では、町内で機屋(織布業)を営んでいるところはもう2軒のみ。校歌の中に、まるで無形文化財であるかのように当時の縁(よすが)が残っています。

繊維産業は衰退してしまいましたが、そのものづくりのDNAは、この地方が日本をリードしている自動車産業や航空機産業、そして、それらを支える裾野の産業にしっかり引き継がれているのだと思います。

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コメント

新聞記事です。
鋸屋根 連なる工場の記憶_紡績・織物工場の英国式ギザギザ屋根を写真に 吉田敬子
2017/3/9付 日本経済新聞朝刊 文化欄
工場といったらどんな姿を想像するだろうか。ギザギザした三角形の屋根が並んだ光景を思い浮かべる方も多いだろう。ノコギリの歯に似ているので「鋸(のこぎり)屋根」。明治期に英国からもたらされ、主に紡績や織物工場に用いられた建築様式だ。
 私は20年ほど前から全国を巡って鋸屋根を写真に収めている。その数3千棟を超えた。「工場なんて撮って、何になるの?」と不思議な顔をされることもあるが、鋸屋根は日本の近代産業を築き上げてきた証しである。「たかが工場、されど工場」と言いながら、今も探索を続けている。
 衝撃の出合いは1998年。前橋市の実家で何げなく広げた新聞に載っていた、小さな写真だった。石垣の上に板張りの壁、トタンの三角屋根が3連並んでいる。群馬県桐生市にある織物工場の鋸屋根だという。今源織物の鋸屋根--略--

日本でも最近は鋸屋根を積極的に残そうという動きもある。愛知県一宮市は約2千もの鋸屋根があるとされ、全国一の集積地帯だ。同市の平松毛織は使われなくなった鋸屋根をアートスペースとカフェに改装。昨年末に講演のため訪れると、ご近所さんや建築を学ぶ大学生らがずらり。鋸屋根に関心を持つ人の輪は着実に広がっている。--略---

投稿: とだ-k | 2017/03/09 16:12

東浦でも石浜~生路~藤江あたりには三角屋根がいっぱいありましたが、今ではほとんど残っていません。現存するいくつかを活用しながら残していきたいものです。

投稿: 神谷明彦 | 2017/03/21 00:19

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