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2015/06/17

午前は高齢者教室、午後から高齢者虐待ネットワーク運営委員会でした。

生路地区の老人クラブが主催する高齢者教室に講師として招いていただきました。
高齢者教室は、毎年この時期に各地区老人クラブが企画・運営しています。各地区で内容は異なりますが、全5~7回コース、1回目は町長講話、2回目以降は、例えば、健康、交通安全、歴史などをテーマとした講座、地元出身の噺家による落語、日帰り親睦研修のようなパターンになっています。
いつも感心させられるのは、皆さんの話を聞く姿勢がすごくできていること。さすがこのころの世代は学校でも姿勢を正して授業を受けていた世代だけあって、こちらを向いて話に集中して、なおかつちゃんとリアクションがあります。講話は、話す側と聞く側の共同作業ですので、お話ししていてとても気持ちがいいです。
皆さんの座り方は、地区によって特徴があります。男女入り混じって座っていらっしゃるところもあれば、線を引いたように別れて座ってらっしゃるところもあって、それぞれ地域性を感じます。
生路地区からは、町長としてこの1期4年間にどんな考えで何をしてきたか、今後はどうなっていくのか、できるだけ具体的に話して欲しいとのご希望をいただいていましたので、パワーポイントを使って2時間近くお話しをさせていただきました。明日は、石浜地区の高齢者教室で講話の予定です。

午後からは、高齢者虐待防止ネットワーク運営委員会に出席しました。
東浦町では、「高齢者虐待の防止、高齢者の擁護者に対する支援等に関する法律」の施行によって、市町村が虐待対応の責務を負うこととなる1年前の平成17年から、社会福祉協議会が事務局となり高齢者虐待防止ネットワークを運営してきました。この間、平成24年には、県の映像版高齢者虐待対応マニュアルの作成に協力、その映像を使った研修を行うなど、虐待の早期発見・早期対応のための啓発等を行ってきました。今年度から、本来主体となるべき東浦町役場と包括支援センターが事務局となり、医師、弁護士、ソーシャルワーカー、介護関係者、警察、保健所などからなるメンバーで、虐待の早期発見・早期対応、発生防止、また必要に応じて個別のケースに対応する体制をつくっていくこととしました。今日が新体制での初会合です。
会議の後、老年病専門医で高齢者虐待ネットワークのメンバーでもある遠藤英俊 国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長のレクチャーをいただきました。高齢者虐待の統計を見ると、高齢者同士では夫から妻への虐待が、また親子では嫁婿ではなく実の息子・娘から親への虐待がほとんどです。身体的虐待、心理的虐待、介護放棄だけでなく、金銭が絡む経済的虐待もあり、ひどい場合には虐待者・被虐待者の分離が必要となります。加害者の啓発や心のケアも必要になってきます。今後、増加が予想される虐待について行政と関係機関が連携を密にして取り組んでいかねばなりません。

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