瀬戸内 福山~四国 祖谷渓・剣山~徳島 阿波踊りの旅(その2 祖谷渓編)
倉敷から瀬戸大橋を渡ると讃岐の国。うどん屋のハシゴをしようと善通寺、琴平界隈をまわったのですが、残念なことに、休業日だったり売り切れだったり。とりあえず、道路沿いに見つけたうどん屋さんでぶっかけをいただきました。
香川県から国道32号線 猪ノ鼻峠を越えて、徳島県三好市(阿波池田)へ。祖谷口から吉野川の支流、祖谷川の険しい渓谷沿いの山道に入ります。この道は路線バスも通っています。途中、谷底から200mほどある断崖の上を通る道路沿いに有名な小便小僧があります。この近くにある祖谷温泉は湯量豊富でお勧めの温泉です。道沿いの宿からケーブルカーで谷底に降りると、川をすぐ下に望む露天の湯船に大量のお湯が注がれていて、炭酸ガスを含んだシュワシュワのお湯が掛け流しになっています。温泉の少ない四国にあっては屈指の本格的な温泉ですが、今回は時間がないのでパスします。
険しい区間を抜けると、かずら橋のある西祖谷に着きます。ここは大歩危からトンネルを抜ける新しい道ができたこともあって、すっかり観光地化されてしまいました。かずら橋に並行して車道の橋もあれば、その向こうには巨大な立体?駐車場も見えます。あえて自分の趣味を押し付けるならば、平家の落人部落とも言われる秘境祖谷を訪れるには、観光バスでトンネルを通るのではなくて、渓谷沿いの道をお勧めします。アプローチも含んでこその秘境だと思います。
ここからさらに祖谷川を遡って、奥祖谷二重かずら橋をめざします。途中、東祖谷の落合には重要伝統的建造物群保存地区があります。ここの住居は、土壁の上に「ひしゃぎ」と呼ばれる割竹でサイディングのように覆ってあるのが特徴です。
奥祖谷二重かずら橋は、祖谷川の源流、標高1000mのところにあります。男橋と女橋の大小2つのかずら橋と野猿(人力ロープウェイ)が並んで架かっています。
ここを過ぎるといよいよ剣山が見えてきます。今晩は、標高1500mにある宿に泊まります。四国で一番高い所にある宿泊客以外でもお風呂に入れる宿だそうです。つるぎ町が所有する公共の宿で、ロケーションも設備も良いのに、一泊2食8500円はお値打ちです。夏は涼しくて冷房要らず。視界の開けた一軒家なので、夜は満天の星と流れ星が歓迎してくれます。
明朝は剣山(1955m)に登ります。
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