骨髄バンクと歯髄バンク
骨髄バンクとは、白血病などの血液疾患の治療として骨髄にある造血幹細胞の移植(骨髄移植)が必要な患者のために、血縁関係のない健康な人から提供される骨髄液や末梢血幹細胞を患者に斡旋する仕組み、および、それを担う公的機関のことをいいます。
骨髄バンクのドナーは、採取の際の身体的な痛みだけでなく、自身のリスクに加えて、仕事を休む等の時間的・金銭的な負担、心理的な負担もあり、国内のドナー登録者の数は充分とは言えないようです。
ドナーに対する支援策は、県内では、愛知県がドナーとなる職員に対する配慮、犬山市がドナーへの経費助成をしているものの、その他の自治体は東浦町も含めて特段の措置を講じていないようです。
※骨髄バンクドナーへの助成を行っている自治体
→http://www.jmdp.or.jp/documents/file/02_donation/donor_municipality150608.pdf
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一方で、最近、歯髄バンクという言葉があります。抜いた乳歯や永久歯に含まれる歯髄細胞を捨てずに冷凍保存しておいて、将来、再生医療に役立てようというものです。ただし、幹細胞の凍結保存は可能ですが、ips細胞をつくる技術はまだ確立されておらず、今後の研究の進歩を待たなくてはなりません。
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