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2015/12/27

トミカのリニア新幹線は、ホワイトボードの文鎮がヒント

 今年のクリスマスプレゼントは、13年間トップだったゲームソフトを抜いて知育玩具が1位になったそうだ。

  1位 知育玩具  13.5%
  2位 ゲームソフト  13.1%
  3位 ぬいぐるみ・人形・フィギュア・ロボット  10.4%
  4位 車玩具  7.8%
  5位 絵本・本・図鑑  7.0%
 (バンダイによる、0~12歳の子どもを持つ親800人を対象とした調査)

 知育玩具かどうかはわからないが、プラレールで有名なトミカが本物のリニアモーターカーのおもちゃを商品化した。
 これまでは、透明の車輪を使って「浮いてますよ」というなんちゃってリニア新幹線だった。会長の夢を実現しろという命令のもと、本物の磁力浮上・磁力走行を実現すべく、35歳の開発担当が知恵をしぼった。

 まず、磁力の反発でレールから車体が浮くようにしなければならない。ホームセンターでありったけの磁石を買ってきていろいろ試したが、同じ種類の磁石でも微妙に磁力の強弱があって、車体がバウンドしてしまう。何度試しても走行が安定しない。そんな時にふと、会議室のホワイトボードに目が行った。ホワイトボードで使う文鎮には縦長の磁石が使われている。この磁石は短軸方向にN極とS局が分かれていて、長軸方向の磁力は安定していそうだ。線路に埋め込めばNとSの両極の反発を使えるので、コイン状の磁石の片面を使うのに比べて倍の反発力を得ることもできる。これで、安定した浮上走行ができるようになった。
Bunchin_jisyaku
 次は推進だ。推進は、線路に敷かれた推進用の磁石を車両に搭載した磁力センサーが感知し、タイミングよく車両の電磁石のオン・オフを切り替えて、線路の磁石と車両の電磁石の反発力で車両を加速する仕組みだ。これも最初は滑らかな加速ができず、スピードが出ないなどの問題があった。しかし、各車両に付けられた電磁石の位置を車両毎にずらすことで、常にどこかの車両で反発力を得られるようにするなどの工夫をして、1/100スケールスピードで500km/h相当を達成した。
 多くの試行錯誤の上、磁石同士の反発のみを推進力とした浮いて走るリニアモーターカーが誕生、今秋、トミカから発売された。

 本物のリニア新幹線は、JR東海が、昨年12月に着工、2027年に品川―名古屋間の開業を目指している。

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