善光寺界隈のリノベーションとシェアオフィス
この春に、善光寺界隈の門前商店街を訪ねました。空き家や古い町家を活かして、それらを商業スペースとして使う動きが盛んになっていて、最近元気があるとのことです。
実際に、まちの中には、古い倉庫や商業ビルや倉などを改装した貸しオフィスや建築事務所や飲食店やイベントスペースが生まれています。民家を使って、海外からの旅行者もお値打ちに安心して泊まれるゲストハウスにしているところもあります。そんな仕掛け人の方々にお会いする機会がありました。
●荒川さん
15年前は表の参道もシャッター街だったが、10年くらい前からまちが変わり始めた。ポテンシャルはあったのだろう。
KURAを創刊した15年前に、雑誌を見た人から改装相談を受けるようになった。
雑誌に書いたことが事実として記事に固定される。それが社会の議事録となり、議論を後戻りさせない。広くPRすることによって、同じ価値観の人が集まってくる効果もある。
長野で外国人に人気なのは、何と言っても地獄谷温泉のSnow Monky(温泉に入るニホンザル)だ。飯室さんのゲストハウス(1166バックパッカーズ)のような安価に日本ならではの旅を体感できる所もできてきた。東京オリンピックの前までに4000万人の外国人が来るようになるだろう。日本は、文化、食べ物・・・どれをとっても魅力的だ。
●広瀬さん
ワークショップは、やってる本人のモチベーションになる。活性化はどこからかやってくるのではなくて、自分で活性化しなくては。
地元の人が行くような店に観光客は入りたい。何かをやるより、だれがどうやって続けるかが大事。一過性のイベントにはしたくない。
CREEKSは、現在フルテナントだ。空フロアを共同住宅に改造しようとしている。自分でも改装したい人がいる。安い仲介料(宅建業)と安い改装料(建設業)のコラボが大切だ。
ボンクラ(かねまつ)は、古い倉庫を使って何ができるか、できることをやっている。我々は以下のことを心がけている。一緒に作業する連帯感がモチベーションになっているのだと思う。
①今あるものから始める。なくなるまえに、すぐにやる。
②違いを認める(53歳~20歳)。価値観の違いに干渉しない。どっちが儲かるかではなく、どっちが好きか。
③共有できるものを見つける。やってみせる。
④楽しいことをやる。お金が儲からないとすれば、楽しいことをやった方が充実感がある。
⑤人に知らせる。知られなければやってないのと同じ。
⑥手入れをする(人間関係も)。手入れの仕方を忘れると伝わらない。
表通りはこんな感じなのですが・・・
そこから、一、二本入ったところに、こんな空間が・・・
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