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2016/01/02

新年のごあいさつ

 新年明けましておめでとうございます。健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 12月5日の愛知駅伝では東浦町がドラマチックな6連覇を果たし、気持ちよく年を越すことができました。選手と関係者の皆さんに心より感謝を申し上げるとともに敬意を表します。

 平成27年度は、新規事業として、住民からの協働事業提案やNPO設立支援のために新たに補助金を交付するパートナーシップ推進事業、健康づくりをお手伝いする高齢者いきいきマイレージ事業を軌道に乗せました。また、会社勤めなどで地域とのつながりが希薄になりがちだった高齢者のお互いの交流と地域デビューのお手伝いをする65歳成人式を開催しました。
 防災関係では、小中学校体育館天井落下防止工事役場非常用発電機整備事業、農地に雨水貯留機能を持たせる田んぼダムの整備を行っています。子どもの成長や教育に関する分野では、冒険遊び場(プレーパーク)の拡大実施、カフェやコンサートなど図書館企画の充実、いじめ・不登校に対処するこどもと親の相談員事業を実施しました。

 ふるさと寄附事業では、若手職員のプロジェクトチームが、東浦町や町の特徴ある産品を町外にPRする手段として、寄附者にお礼の品を進呈することを提案しました。自慢できる産品をピックアップし、それを手掛ける町内業者に掛け合って、実現に漕ぎ着けました。これまで、東浦町は町外からの寄附をいただいたことがほとんどありませんでした。ところが、お礼の品の発送を始めた昨年4月以降、北海道から沖縄まで全国津々浦々からたくさんの寄附が集まり、11月には1億円を突破しました。とてもありがたいことです。今後とも、選りすぐりの品を全国に紹介し、東浦町をPRしていきます。

 平成25年度から、住民参加のワークショップを皮切りにご意見をいただき策定を進めていた「コンパクトなまちづくり計画(案)」と「東浦町景観計画(案)」が出来上がりパブリック・コメントに掛けられました。

 コンパクトなまちづくり計画は、鉄道駅を中心として徒歩で暮らせるコンパクトな都市構造を持つ東浦町の特性を生かし、高齢化が進む中で公共交通を活用して、健康で環境にも優しく住みやすいまちをつくるための計画です。今後、駅を中心とした街づくりを進めるために都市計画道路名古屋半田線を活かした緒川新田地区の土地区画整理、都市計画道路養父森岡線を活かした緒川地区と森岡地区をつなぐ市街地整備、緒川駅のバリアフリー化、都市計画道路藤江線の東区間を延伸しJR東浦駅周辺の利便性の向上などに取り組んでいきます。

 景観計画では、まちの全域について大規模行為を届出制にするとともに、4つの景観重点区域の候補を定めて、東浦に特徴的な景観を守り育てていくこととしています。まちとして住民の皆さんとともに景観に配慮していくことは、まちの誇りや魅力を引き出し、住んでみたいまちとして選ばれるためにとても重要な要素です。まだまだ景観への市民的な理解が少ない日本において、早期に景観に配慮し、市民的な合意と共通認識をつくっていくことが大切です。歴史的な建物に限らず、地形を含む自然景観、農業景観、都市的景観から、過度に人目を奪う広告物やごみのない美しいまちまで、まちのたたずまいを整えていきます。

 新年から、昨年度好評をいただいた住民懇談会を各地区で開催します。地域の皆さんの積極的なご参加をいただき、気軽に意見を交わしたいと思います。

 引き続き、この一年、皆さんとともにまちづくりに精いっぱい励んでまいります。どうか、あたたかいご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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コメント

本来の地方支援以外にお礼の品入手目当ての寄附があると思いますが、それにしても1億円/11月。よくぞ多くの人が見つけてくれたと思います。"プロジェクトチームのメンバーのご努力"は表彰ものですね。
他方でふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を⽴ち上げた須永珠代さん(42歳)は経歴を見るとまさに"地方創生"にふさわしい力量を感じます。サイトを立ち上げた"仕組みの発想"と"人生を追い詰められた"覚悟に対して私は深い敬意を抱きます。資金はほぼないのにサイトを立ち上げたその覚悟に。
下記は須永珠代さんの紹介記事です。
http://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/trend/15/103776/120200060/?P=2&n
須永さんは就職氷河期に⼤学を卒業後、地元の群⾺県に戻って事務職として就職。そのまま働き続けることに希望を感じられず1年で退社し、上京して派遣社員やアルバイトで営業、経理、販売など10以上の職を転々とする。29歳で「⼿に職をつけよう」と専門学校や独学でウェブデザインやプログラミングの勉強を始める⼀⽅、「⾃分が社会に役⽴っていると⼼から思える仕事がしたい」と考え、30代で起業することを決意する。30代前半にITベンチャーで3年間働くも、退社した直後にリーマンショックが起こり、1年間、無職の⽣活を経験する。その後、2社目のITベンチャーに就職し、企業の通販サイト⽴ち上げの仕事でウェブデザイナー、ディレクター、コンサルタントと次々に活躍の場を広げる。38歳のとき、「起業を目標としていた30代が終わってしまう」と考え、退社して2012年4⽉にトラストバンクを設⽴。起業5カ⽉後の9⽉に開設したポータルサイト「ふるさとチョイス」によって、ふるさと納税の寄付額を⾶躍的に伸ばし、⽇本中にふるさと納税ブームを巻き起こした。30代半ばでの失業という逆境経験を経ても、「社会に影響を与える事業をしたい」という信念を持ち続け、理想の働き⽅をつかんだ姿は、キャリアに悩む多くの働く⼥性に勇気を与える。

とだ-k様
おっしゃる通り、プロジェクトチームの出した成果には脱帽です。
「ふるさとチョイス」にもお世話になっています。若い方たちの、しがらみ、偏見のない所から出てくる新鮮なチャレンジが結果として新しい社会をつくっていくのだろうと思います。

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