観光案内看板は、何のためにあるのか?
この「村木砦址」の案内看板は、如何にも貧弱、だれも気が付かない、という指摘があります。
でも、とにかく目立てば良いというものではないと思います。歴史背景を踏まえた、わかりやすく、景観にも配慮されたものであるべきだと思います。
誰に対する何のための看板か考えてみる機会かもしれません。
アレックス・カーというアメリカ人がいます。以前から日本のまちづくり・景観のあり方に警鐘を鳴らしている人です。この人が今ネットに面白い合成写真を載せています。それは、バチカンの広場の写真です。ヨーロッパでは当たり前のように広々として洗練された広場ですが、これが日本だとどうなるかという視点で彼が皮肉たっぷりに写真を合成しました。広場には色とりどりの観光バスが並んで、休憩所やトイレや客引きや注意啓発の看板、まるで日本の観光地かと見紛うばかりです。日本はまだまだ景観・美観には無頓着。日本人が受け継いできた素晴らしい歴史・景観・観光資源を自ら貶めてはいないでしょうか。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/111100012/112400004/
http://plaza.rakuten.co.jp/tksguide/diary/201512270002/
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