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2016/04/15

宮城県柴田町で開催された「全国さくらサミット」に出席

第24回 全国さくらサミット in しばた では、桜見学、記念植樹、交流会、フットパスの取り組みに関する基調講演、参加自治体による桜についての取り組みの事例発表、「さくらを魅せる・活かす・伝える」共同宣言(桜の新たな魅力を引き出す工夫をし、各自治体が特徴を活かして、自律的で持続的なまちづくりをすること、桜の保護育成と桜文化の伝承に努めること、お互いの発展のために連携していくことを宣言)の採択などを行いました。

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自治体の自己紹介・事例発表では以下のことを申し上げさせていただきました。

 東浦町は、名古屋近郊の人口5万人のまちで、徳川家康の生母である於大の方が生まれたところです。東京で東浦町を紹介するときには、歴史に「if」はないと言いますが、もし東浦で於大の方がお生まれにならなかったら、この街は存在してなかったかもしれませんとお話しすることにしています。於大の方の生家の水野家は、天保の改革の水野忠邦の系統にもつながる譜代の戦国大名です。
 東浦町は、竹下内閣のふるさと創生の資金1億円を使って、平成2年から遅咲きの八重桜を明徳寺川沿いに植えてきました。今では川の両岸併せて約3kmにわたり色とりどりの八重桜20種600本が毎年4月中~下旬に花を咲かせています。桜並木の下流には図書館・中央公民館・保健センターなどの公共施設群があり、上流には里山保全活動をしている17haの自然環境学習の森、中流には都市公園・緑地である12haの於大公園と水野家の菩提寺だった古刹、乾坤院があります。於大公園の桜400本と合わせると全部で千本桜となります。
 フットパスという呼び方はしていませんが、川沿いにこれらをつないで、「健康の道(於大のみち)」と名付けたウォーキングコースがあります。
 ちょうどこの時期、八重桜の開花に合わせて、於大の方に因んだ於大まつりを開催しており、今年で23回目となります。東浦は100年ほど前に5つの村が合併してできました。5つの旧村で秋に其々行っている伝統的な駆け馬神事の他に、全町で行うお祭りはありません。また、人口の約半分は他所から越してきた新住民です。そんなことから、東浦の八重桜と於大まつりは、観光客を誘致してお金を落としてもらうというよりはむしろ、町民の交流、一体感、まちの誇りや文化、アイデンティティを創っていくことに主眼を置いています。
 於大まつりは、5~6歳の女の子から公募で選ばれた於大姫を中心に、大名行列、武者行列が満開の八重桜の下を練り歩くおまつりです。町内各地区から600人ほどの方々の参加と、たくさんの住民の皆さんの創意工夫で成り立っています。
 ありがたいことに、行列の甲冑は、初めは数百万円の予算を掛けて貸衣装を借りていましたが、今ではボランティア(手づくりよろいの会)の皆さんがつくった段ボール製の甲冑に変わりました。段ボールと言っても、本物と見紛うばかりの精巧なもので、お金がかからないだけでなくて軽くなったという声もあります。
 前夜祭には、沿道に竹灯籠が並べられライトアップが楽しめるようになりました。こちらもボランティア(竹灯籠の会)の皆さんが里山保全の一環で切り出した竹を加工して、明かりを灯すことにより幻想的な光景を創り出しています。
 是非皆様方も一度お越しになってください。

以下は、さくら見学で案内していただいた柴田町の船岡城址公園と白石川堤の桜です。

白石川沿いの一目千本桜。今年は一週間早くてかなり散ってしまっています。満開だったらさぞや壮観なことでしょう。船岡城址から旧4号線と東北本線を越えて白石川堤に至る跨線橋が開通しました。

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船岡城址から見た柴田町の夜景&夜桜。麓からモノレールが通じています。

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