地域福祉計画を策定しました。
急速に少子高齢化や核家族化が進む中、地域の問題としても、ひとり暮らし高齢者の増加、地域間関係の希薄化、地域活動の後継者不足が顕著になってきています。すべての方が地域で安心して暮らせるまちづくりのため、住民、地域、関係機関、行政それぞれが持つ力を発揮し、連携協力して地域福祉に取り組むことが重要です。
東浦町地域福祉計画は、平成28年度から32年度までの5年間を計画期間とし、支える、支えられる一方的な関係ではなく、すべての方がお互いに支え合う地域、みんながみんなの力になれる集える地域をめざし、基本理念を「みんなが 笑顔で支え合う 集えるまち」としました。
また、基本理念を達成するため、「居場所」「安心」「協力」「思いやり」をテーマとした4つの基本目標
①身近な人との交流を深め、自分を必要としてくれている居場所があるまち
②専門職の連携により、「地域包括ケアシステム」が構築され、安心して生活できるまち
③身近な困りごとを発見しあい、解決に動くことのできる小地域ネットワークのあるまち
④誰もが福祉への関心や理解、知識を持ち、「福祉意識」が高い、どんな人にもやさしいまち
を設定して、子どもから高齢者までのすべての方が生きがいを持つことができるまちづくりを目指します。この計画の施策の展開は、福祉分野の効果だけにとどまらず、地域全体の活性化とすべての住民の笑顔につながっていくものと期待しています。
計画案は、公募3名と医療・福祉の専門職、住民代表からなる計20名の地域福祉推進委員会委員の皆さんに、居場所、安心、協力、思いやりの4つのキーワードごとの部会に分かれて、全体会8回、各部会6回にわたり熱心に議論をいただきました。それを、パブリックコメントに掛けて内容を修正したのち、今年3月に地域福祉計画を策定しました。
高齢者、障がい者の増加、子育て支援の必要性、経済的な困窮などの他にも、引きこもり、孤独死、自傷自殺行為、ドメスティックバイオレンス、虐待、ごみ屋敷など、新たな社会問題が浮かび上がっています。これらの問題は家庭の問題として表面化しにくく、見逃されがちです。このような「制度のはざま」で困っていても、声を上げることのできない方が少なからずいることが考えられます。地域福祉計画には、積極的に地域に出て行って、困っている人のSOSを発見し、個々の困難ケース毎に関係機関とつなぐなど、地域と連携して解決策を見つけ出すコミュニティソーシャルワーカーの設置、コミュニティソーシャルワーカーと生活支援コーディネーターの一体化なども盛り込んでいます。
東浦町地域福祉計画の詳しい内容については、
http://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/17/chiikifukushi_plan.pdf
をご覧ください。
このブログ、および東浦町のホームページに、以下の関連記事があります。
・地域福祉推進委員会
http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2014/06/post-b266.html
・地域福祉を考えるシンポジウムを開催します!
http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2016/02/post-d8e2.html
・地域福祉計画(案)およびパブリックコメント結果
http://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/soshiki/fukushi/shakaifukushi/public_comment/1455711983195.html
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