113番元素の名前はニホニウム
以前、日本の理化学研究所が113番元素の命名権を獲得したお話しを書きました。
→http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2016/01/post-ee3f.html
この113番元素の名前を、発見した研究グループの意見を取り入れて「ニホニウム」(Nihonium)とする案をIUPAC(国際純正・応用化学連合)が発表しました。元素記号は「Nh」です。
IUPACでは、5か月間、一般からの意見を募集したうえで、今年末か新年初には新元素名を正式決定する見込みで、決定すれば元素周期表にはじめて“日本発・日本初の元素名が書き加えられることになります。
現在、発見が報告されている元素は118番まで。原子番号の大きな「超ウラン元素」は、自然界には存在せず、人工的につくられた不安定なものがほとんどです。今回、113番元素の他に、115番を「モスコビウム(Mc)」、117番を「テネシン(Ts)」、118番を「オガネソン(Og)」とする案が公表されています。
モスコビウムはモスクワ、テネシンは米テネシー州、オガネソンは露の発見者ユーリ・オガネシアン氏にちなんだ命名です。
※毎日新聞ニュース→http://mainichi.jp/articles/20160609/ddm/001/040/192000c
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