参議院選挙の年代別投票率
7月10に行われた参議院議員通常選挙の年代別投票率を調べました。
それによると、ちょっと意外な結果が出ました。
10歳代~20歳代までは、男性よりも女性の投票率の方が高くなっています。特に、18歳では男性56.7%に対して女性62.0%と、5ポイント以上の差があります。
一方、年齢が高くなるにしたがって、女性よりも男性の投票率が高くなる傾向があり、90歳代以上では男性37.9%に対して女性20.1%と、17ポイント以上の差がついています。
なお、投票率が一番高い年代は、男性が70歳代(76.5%)、女性が60歳代(71.7%)。一番低い年代は、男性も女性も20歳代(男性45.3%、女性45.7%)となっています。
70歳以上で女性の投票率が急激に下がる傾向を見て、
同年代なら、女性の方が元気な人の割合が高いと考えられることから、高齢になると女性は男性ほど選挙に熱心でなくなるのではないかと想像することもできます。しかし、本当にそうなのでしょうか。
骨粗鬆症に見られるように、ひょっとして、高齢になると元気に動ける女性が急激に減ってくることは考えられないでしょうか。
そこで、50歳代以上の男女別で、要介護認定を受けていない人の数とその割合を調べてみました。
要介護認定を受けていない人の数を人口で割ったものを、“比較的元気な人の割合”と呼ぶことにすると、この割合は、予想通り、70歳を過ぎると男性よりも女性の方が急激に低下することがわかります。そして、90歳代以上では、男性36.1%、女性22.3%となり、投票率の値と似通ってくるのがわかります。
この“比較的元気な人”が「投票に行くことができる人」と仮定して、参議院選挙における投票数を要介護認定されていない人の数で割ったものを“元気投票率”とすると、90歳以上になっても、“元気な”高齢者は、ほとんど投票していることがうかがえます。
高齢の女性は選挙に関心がないのではなく、投票に行ける人は極力行っていると考えるべきでしょう。
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