11月3日から11月6日まで、東浦町美術展が開催されていました。
文化協会主催の美術展が開催され、出品された作品が文化センターに展示されました。毎年、楽しみにしているのは、野村卯画伯による絵の解説。素人にもなるほどと頷ける的確でわかりやすいお話しだと感心します。
どこを見せようとしているのか、中心がない。こういう時は、中央あたりの実を増やして描く。芸術は嘘があっても逮捕されません。
アドリア海の真珠と呼ばれるドブロブニクですね。壁の白が美しすぎて、描きたかったはずの屋根のオレンジを食ってしまっています。主役の色は2つあってはいけません。どの色も生かそうとすると絵が弱くなります。
水の流れがとてもきれいです。しかし、奥の木立はもっと暗く描いて、遠近感が欲しかったです。この杭は書いた方が正直だが、書かなかった方が良かったのでは。杭(悔い)が残りましたね。(笑)
伊根の舟屋の風景をモチーフに、自分でつくった色で自然に見せています。実際にはこんな色はありません。一度自分の中で消化した絵です。物干しにかかっている、白や赤のタオルはワザと描いたのでしょう。これで絵が締まります。舟の上の人物がもう少ししゃがんでいた方が良かったのでは。
自然は絵画に協力的でない。自然をそのまま忠実に写しても面白くない。芸術は、事実+虚構。主観に従ってこうしたいと思うことで、完成度が上がるのです。でも、伝わらなければダメなので、主観的感情の客観的表現が必要なのです。
そんな考え方があるのだなあと、思っていただければ結構です。とのことでした。
| 固定リンク
コメント