在宅介護に係わる統計資料
新聞でも話題になりましたが、市町村別の死亡のうちの在宅死、老人ホーム死の割合の統計が厚生労働省から発表されました。
愛知県内で比較してみると、在宅死の上位は、1~3位までが知多半島の自治体(1位:半田市、2位:阿久比町、3位:東浦町)です。東浦町は老人ホーム死の割合も高く、在宅死と老人ホーム死を足すと、(老人ホーム死の割合が特異的に高い飛島村を除いては)県内トップとなります。在宅死+老人ホーム以外の部分の多くは、病院死などであると考えられます。
なお、県内市町村について、人口当たりの在宅診療件数や在宅医療機関数、また、人口当たりの介護施設数や病床数などと、在宅死、老人ホーム死の割合との関係をそれぞれ調べましたが、相関は見られませんでした。
ここでいう自宅死、老人ホーム死の割合の意味するところは明確ではありませんが、地域包括ケアを推進し、地域で自分らしく暮らすという理念に照らして、東浦町は高い水準にあると考えても良いのではないでしょうか。そうだとすれば、それは在宅医療や在宅介護、また地域に根差した施設介護に取り組んでくださっている皆さん方のおかげだと思います。
東浦町では、来年度から、医療・介護に関わる多拠点・多職種の連携を一層強化するため、ICTを活用した在宅医療連携システムの導入を考えています。
■ 全国の死亡数・構成割合の年次別推移

出典は(最新)、http://www.mhlw.go.jp/toukei/youran/indexyk_1_2.html
の中の、死亡数・構成割合,死亡場所×年次別 [31KB]
■ 愛知県内市町村の自宅死・老人ホーム死の割合(%)

出典は、http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061944.html
の中の、 在宅医療にかかる地域別データ集[514KB]
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