今週は大阪出張しました。
千里ニュータウンの出勤風景。小学校区にある自治協議会の掲示板には、サロンやクラブ活動や池の掃除など・・・結構活発みたいです。
日本で最初にできたニュータウン。
あべのハルカスから大阪城方面。よーく見ると、中央やや右の黒いビルのすぐ左横に天守がしっかり写っています。
すっと目を落とすと、下に見えるのは天王寺動物園。赤い橋のかかった池の向こうのこんもりした築山があります。
あれが、大坂冬の陣で家康が、夏の陣で真田幸村が陣を敷いたという茶臼山だそうです。
何でこんなところに「山」があるかというと、元は古墳らしい。
豊中市へは、地区の連絡所長(町内6地区の区長と県営住宅の自治会長)さんたちと一緒に地域の自治をテーマに視察に伺いました。
豊中市は、千里ニュータウンにみられるように、竹藪だった丘陵地を開発してつくった街で、高度成長期に人口が2倍に急増したそうです。そんなところには東浦と違って、地縁組織はほとんどありません。そのため、最近になって、地区の自治協議会を各小学校区ごとにつくり、地区社会福祉協議会、校区PTA、民生委員、各自治会、老人会、消防団、公民分館など、それぞれ地域で活動していた団体を統合しつつあります。もともとコミュニティセンターや公民館などの地区の拠点はないので、小学校を活動拠点としています。一般的に小学校を拠点して使用する場合は、仕切るなどして小学校のスペースとは分離して使うケースが多いと思いますが、豊中市では比較的自由に空きスペースを使用しています。
このことから、東浦町でも小学校の使い方について、もっと自由に考えては良いのではと感じました。また、今後、地域福祉を進めていく上で、社会福祉協議会がもっと地域に密着する必要があるのではと感じました。
訪問した小曽根地区では、例外的に老人憩の家があり、ここも地区自治協議会の拠点として多目的に使用しているとのことでした。地区の広報紙は子ども新聞を発行するNPOとコラボでやわらかいデザインのものを発行しています。公民分館長は自治会で決めて、拠点を小学校に置いて生涯学習活動を行っています。大阪市淀川区に近い小曽根地区などでは、淀川区と合同で(消防団など玄人は参加せず)住民や中学生が参加する操法大会を行っているそうです。
神社仏閣も含めた地域の拠点や地縁組織が希薄だっただけに、社会福祉協議会やNPOなどのテーマ型の組織が育ってきた豊中市では、今、地域自治の再構築を進めています。
豊中市では、平成19年に自治基本条例を制定、平成24年に地域自治推進条例を制定しました。
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