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2016/12/20

元気スイッチon!! あつまれ!あいちのじどうかん

12月4日(日) あいち健康プラザで開催された『元気スイッチon!! あつまれ!あいちのじどうかん』に行ってきたレポートです。
今年で6回目、毎年、愛知県児童館連絡協議会、名古屋市児童館連絡協議会、愛知県児童総合センターが主催して開く児童館関係者の発表と交流と学習の場。以前モリコロパークで開催されたこともあります。

みんな元気。出前じどうかんは、遊びのブースです。東浦町の保育園・児童館のメンバーによる カニカニ体操?もありました。力作の被り物です。

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P1270867_1280x960                   東浦のお客さんが圧倒的に多いようでした!

 

この日の私のお目当ては、吉成信夫さんのコーディネートによるパネルディスカッション。吉成さんは、岩手県立児童館(いわて子どもの森)初代館長を務められた方で、現 岐阜市立中央図書館(みんなの森 ぎふメディアコスモス)館長。行政の枠に収まらない公共施設の運営に注目を浴びています。
以下、吉成さんのお話しから。

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いわて子どもの森の館長を8年間やった。何で今度は図書館長かといわれるが、自分の中では、図書館と児童館は同じ。児童館の先生は、今も子ども。子どもと遊べる児童性が不可欠だ。それは死ぬまで変わらないので、児童性のない人はやめるべきだ。
自分は嫌いなものから逃げるタイプだ。鶏肉も嫌い。でも岐阜に来たから唯一「
けいちゃん」は克服した。
夢はこうあらねばならないと思うと構えてしまう。変わってもいいと思う。自分は小学4年の時パイロット、5年で医者、6年は船乗りだった。
小さなことでいいからどんどんイメージを沸かせたい。

ここで、ぎふメディアコスモス立ち上げ時からの映像を見ました。
建物が完成して配架前のメディコス探検隊、本を入れる、いくぜー体育会系のノリ、わんこカートに100冊入る、児童館で読み聞かせ、朝井リョウさんを呼ぶ、読書ノート、まちの中に出ていく、まちから入れる、夜ぬいぐるみを預かる、カンチョーの秘密の散歩、本から物語を組み立てる、子ども司書、カンチョーのヒミツ会議、小さな司書のラジオ局、としょコン(図書館デート)などなど。

公共施設はサードプレイス。いわて子どもの森では様々な取り組みをした。毎年テーマを変えて発行したいわて児童館テキストVol.1Vol.2Vol.3Vol.4)を参照してほしい。
でもある時、「遊んでいるだけで金になっていいわね。」と言われるのには腹が立った。冷静に反論したいと思う。

パネルディスカッションでは、台本なしで個人として意見を述べ合いました。パネラーは、東郷町東部児童館の佐藤さん、名古屋市緑児童館の渡辺さん、名古屋市瑞穂児童館の久保田さん。
・東郷町は児童館でお金が動いてもOK、お母さんのマルシェをやっている。
・子どもは嫌な事は嫌。自分で意思表示、発信できる子。最近クールな子が多いが。
・子どもの話しを先読みせずに聴くと、喜ぶ、ホッとする。家庭の問題も見えてくる。
・カードゲーム屋さんの店長さんを子どもが児童館に連れてきた。
・ドッヂボール大会、秘密基地づくりなど子ども企画。職員人気投票(みんな好きだけど、誰が人気?)なども。企画しても、当日、子どもが来ないことがある。それを代わりにその場で受け継ぐ子どももいる。
・「子どものまち」で、擬似通貨を使って買い物。これを365日やってみようかという話も出ている。
・児童館にはPTAがない。応援団づくりはどうするか? 東郷町では、マルシェのお母さんたちに期待。プレーパークでアウトリーチ的にワークショップをやって、お母さん同士て見守り合いの講座を開いている。

Kodomokan20161204メディアコスモスの「子どもラジオ放送局」で、子どもは最初は台本にないことは言えないが、いまではキーワードとアドリブでいける。先週のテーマは「家出計画」。いつ?どうやって?どこへ?持って聞く本は?子どもは社会的波紋も考えつつやっている。

図書館も、今の貸本屋のままでは潰れていく。スタッフも自分なりの武器を持つ。たとえばいかに地域と手をつなぐか。

近年「子どものまち」の開催が増えているが、これは単なる買い物ごっこではない。キッザニアとは別物。キッザニアはお金を払っているだけだ。
子どものまちはドイツのミュンヘンが発祥で、1か月間、子どもの手で体育館の中に街をつくって運営する。市長を決めて住宅もつくる。子どもが社会を考えるきっかけだ。経験者の中から行政職員も生まれている。

子どものまち全国大会2017年に岐阜で開催する。

何のために遊ぶか?なぜ遊ぶのか? ただ遊ばせるだけなら、だれでもできる。マニュアルさえあればよい。
そこには、遊びを通じて(児童福祉的な)見えてくるものがあるはず。

メディアコスモスでは、子どもたちから短編小説を募集中。中高生が自分の恥部を大人の前で読む。去年60人が集まった中で、8人が読んだ。「駅伝で走っているときに考えていること」をテーマにしたものもあった。朝井リョウさんは「息遣いを書いている文体は、これから生きるうえで武器だね」と言った。

最後にパネラーから一言。
吉成さん: 児童館は、子どもの将来のために「どんな武器を渡せるか」だと思う。
佐藤さん: 考えを持てない伝えないから、考えて表現してよい場づくりを。自分の想いをみえる化。さらに、考える前に感じる力。
渡辺さん: ま、いっか~と思える力。他者と比較されたときに折れない心。
久保田さん: 褒めて認めて、自己肯定感を育む。

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