入海さんで、文化財消防訓練
文化財消防訓練を入海神社で実施しました。緒川地区自主防災会、入海神社関係者、入海貝塚保存会、ふるさとガイド協会、文化財保護審議会委員、消防団、半田消防署東浦支署など、多くの方が集まって、通報、初期消火、重要品持出し、消防団による放水、消火栓の取扱説明などを行いました。
この文化財消防訓練は、町内各所持ち回りで行われており、昨年は伊久智神社、一昨年は乾坤院で実施しています。昨年、乾坤院が焼けてからまだ一年経っていませんが、先人から受け継いだ歴史ある建造物をまちの誇りとして事大に残していくことの大切さを改めて感じる機会となりました。
ところで、入海神社の社殿はいつ頃建てられたのでしょうか。
入海神社境内には、入海貝塚(いりみかいづか)があって、拝殿・本殿東の段丘崖に沿って貝層が分布しています。縄文時代早期後葉(約7000年前)の貝塚で、貝塚からは縄文土器を中心に、石器・骨角器などが出土しました。縄文土器は口縁下に数条の突帯をめぐらし、突帯にヘラなどで刻みを入れているのが特徴で「入海式土器」と呼ばれ、東海地方の縄文時代早期末の基準土器となっています。
町内で唯一の国指定文化財です。
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