新年のごあいさつ
明けましておめでとうございます。
皆様には穏やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は乾坤院が焼けるという非常に残念なことがありましたが、本町においては、幸いにも、大きな自然災害はありませんでした。今年も皆様と共に健やかで充実した一年を過ごしたいと思います。
さて、平成28年度は新規事業として、災害時に備え、東浦知多インター近くに西部防災倉庫、三丁公園内に防災備蓄施設を兼ねた休憩所を整備中で、どちらも3月末までに完成予定です。また、地震時の通電火災を予防するため、感震ブレーカー設置補助を始めました。
子育て、教育関係では、生後4か月目と1年6か月目に絵本をお渡しするブックスタート事業を始めました。これは絵本を介して行政と子育て家庭とを結び、切れ目のない子育て支援をするためのものです。また、於大公園では、木登り・穴掘り・水遊び、自己責任で思いっきり自由に遊べる冒険遊び場「プレーパーク」を土日常設で開催しています。片葩小学校では、教員を目指す学生ボランティアの協力で夏休みの補充学習等を行い成果を上げています。この手法を町全体に展開するために、学習支援コーディネーターを配置し、各学校できめ細かな学習支援を行っています。
交通関係では、町運行バス「う・ら・ら」の利便性向上のために、バスロケーションシステムを3月末までに導入します。これにより、主要なバス停やスマートフォンでバスの運行状況を確認できるようになります。また、運転免許証を自主的に返納する65歳以上の高齢者に対して、「う・ら・ら」の定期券と交通系のICカードまたはタクシー割引券を贈呈する高齢者運転免許証自主返納支援も始めました。
このほかにも、骨髄移植ドナー登録者および骨髄提供者を増やすための骨髄移植ドナー支援事業や、事務事業評価に行政外部の目を入れる行政評価の外部評価などを新たに実施しました。また、海岸近くの生路五号地では、ごみ埋立地跡を活用した、1.8メガワットの太陽光発電所が完成し売電を開始しました。
平成22年度末に209億円あった東浦町の借金は、平成27年度末には184億円になりました。いざという時の貯金である財政調整基金は19億円から21.5億円と増加しています。今後も、最小コストで最大効果をあげるべく努力をしてまいります。それと同時に、将来への投資、魅力づくりも忘れてはなりません。
これからのまちづくりは、昨年策定した「コンパクトなまちづくり計画」、「景観計画」に沿って行っていきます。緒川新田地区では、都市計画道路 名古屋半田線の整備に合わせて沿線の区画整理が期待されています。また、JR緒川駅へのエレベータ設置や東浦駅周辺基本構想の策定など、鉄道駅を中心とした歩いて暮らせる住みやすいまちづくりを進めていきます。そして、景観計画と景観条例に基づき、まちの自然景観、農業景観、歴史景観、都市景観を守り育てていきます。
「地域福祉計画」も策定しました。自分が必要とされる地域の居場所づくり、福祉・医療などの専門職の連携、身近な困りごとを発見し解決する地域づくり、誰もが福祉への関心や理解を持つ福祉の意識づくりなどを骨子としたもので、地域と行政で協力し支え合い、超高齢化社会を乗り切っていくためのものです。昨秋には地域福祉をテーマに各地区で住民懇談会を開催しました。
27年度はふるさと寄附が好評で、町外から2億3千万円もの寄附をいただきました。28年度もすでに約2億円もの寄附が集まっており、全国での東浦町の産品の知名度が上がり、リピーターが増えることを期待しています。
以上、今年も知恵を絞りさまざまな施策を通じて東浦町を盛り上げてまいります。どうか、皆様の変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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