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2017/05/31

平成29年度第1回景観まちづくり委員会

5月26日金曜日の夜、景観まちづくり委員会を開催しました。お忙しい中、委員の方々の予定を調整して、18時から20時過ぎまでの開催となりました。

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委員会では4つの景観重点地区候補のうち、まず、明徳寺川沿いの地区について、方針、重点地区の範囲、デザインルールの対象物と景観を守る方策を議論していきます。第1回は重点地区の範囲およびデザインルール設定の方針、また、共感プロジェクトの進め方について話し合いました。

共感プロジェクトとは、景観まちづくり委員会が主となり住民の景観まちづくりへの共感を育んでいく活動で、四季や歴史を感じるウォーキングや自然保護団体とコラボした探索、子ども企画、農体験、シンポジウムなどに加えて、ブラタモリ的な企画、未来ちゃんレポート、青空会議、スイセンなどの植樹作業の提案がありました。

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岐阜大学の出村准教授からは、この地区の景観の特性から、地形(地表の高低の変化)がさまざまな風景を生み出していること。ある地点から見える範囲(視点場から見た視対象の可視領域)を地図データから簡易GISソフト(カシミール3D)で調べられること。ある地点からの可視領域のパターンを地図上に並べることによって、可視領域が広い(見通しの良い)地点の分布と、可視パターンが相似している地点の分布が得られること。可視領域が広い(見通しの良い)地点のまとまりをくくると俯瞰景のグルーピングができ、可視領域が狭くても可視パターンが相似している地点のまとまりをくくると囲繞景のグルーピングができること。そして、こうした可視領域分析によって視点場をゾーニングし、各ゾーンの中でそれぞれのデザインルールを設定する手法が紹介されました。それぞれのゾーンによっては、樹木、建物の屋根や壁、青いシート、ソーラーパネル、看板、ガードレールなどが視野に入ってきます。ここで、遠景については、目立つ大規模構造物の色彩、形状を、近景については景観を遮る個々の障害物をどうコントロールできるかが課題となりそうです。

     俯瞰景の可視領域の例Myoutokuji_mie_1 Myoutokuji_mie_patern1

     囲繞景の可視領域の例Myoutokuji_mie_2 Myoutokuji_mie_patern2

     可視領域分析による視点場のゾーニングMyoutokuji_mie_patern_edit

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コメント

卯の里、東ヶ丘の太陽光パネル建設について、助けてください。自治体が景観権から住民を守ることで阻止しているところもあれば、放置したため乱開発がすすむところもあります。国や県は、住民の直接の意見をきくことのできる町長の意見は尊重します。そして町長の知恵で、東浦町民の愛する自然を守ってください。事業者の権利とおっしゃる前に、ずっとそこでの暮らしがある住民の声をお願いですからきいてください。

12月のソーラーパネルの記事のコメント返信今拝読しました。
私の意見は太陽光パネルの必要は認めるけど自分んちの横はやめてほしい=NIMBY問題なんでしょうか。
全く思いが届かず、悲しみで打ちのめされたきもちです。鳥も虫も、全ての生き物の棲家をうばう環境破壊による乱開発、メガソーラーは、反対します。また、自然を愛して環境を守りたいと思う町民の気持ちをエゴのように町長から言われるのは正直真っ暗な気持ちになりました……

うのさとっこ様
少し言い過ぎたかもしれません。だた、「太陽光パネルの必要は認めるけど自分んちの横はやめてほしい」は、第三者が聞けば「=NIMBY問題」と感じるのではないでしょうか。太陽光パネルの問題は、気持ちや感情論では片付きません。事業者にも第三者にも客観的に訴えていく必要があると思います。また、それをしていくことは、社会全体を動かしていくことにもつながりますし、決して無駄なことではないと思います。

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