行政評価の外部評価を実施しました。
10月18日、19日と、行政評価外部評価委員会を開催しました。
東浦町では、すべての施策と事務事業について毎年、行政評価を行い、無駄取り、改善をしています。しかし、行政内部の物の見方のみでは、なかなか新しい視点が入りません。そこで、昨年度から、住民の方や学識経験者による外部の評価を取り入れています。今年度は、コーディネーターを名古屋大学大学院環境学研究科 持続的共発展教育研究センターの高野雅夫教授にお願いし、学識経験のある外部評価委員として富山大学経済学部経営法学科の神山智美准教授、名古屋大学大学院環境学研究科の小松尚准教授、そして住民公募で学生を含む男女3人の方に入っていただきました。
住民の皆さんが入ることによって、住民目線で評価することや、皆さんがお仕事などで得た経験やスキルを期待できます。
外部評価では行政評価の客観性および妥当性を高めるとともに、評価の改善をし、効果的かつ効率的な事業の執行を図ります。そして、住民の皆さんに説明責任を果たし、事業の内容や目的を少しでも知っていただくとともに、職員の意識改革、政策形成能力の向上にもつなげます。
今年度は、10月18日、19日の2日間で、「遺児手当給付事業」「コンパクトなまちづくり事業」「うのはな館企画展開催事業」「プレーパーク運営事業」「給食センター運営事業」「アフタースクール運営事業」「多文化共生事業」「自然環境学習の森運営事業」の8事業の外部評価を行いました。この8事業は、行政が力を入れている事業、このままでいいのか議論が必要な事業などを選択して、コーディネーターの高野教授と担当職員が話し合いながら決めました。
残念ながら、私は8事業すべてを見ることはできませんでしたが、初日の3事業の外部評価に立ち会うことができました。
「コンパクトなまちづくり事業」については、「公共交通を中心とするまちづくりには賛成だが、市街化区域の外側のこと、公共施設のこと、自動車交通の利用をどうするか? また、災害への対応について検討が不十分。」などの意見が出ました。
「うのはな館企画展開催事業」については、「小さいまちの資料館にしてはがんばっている。学芸員の専門性を活かせると良い。図書館などとの連携はどうか? 知名度が低い。岩塩の展示の意味が分からないので見直しては。」などの意見が出ました。
「プレーパーク運営事業」については、「なかなか役所の発想ではできない事業だ。子どもの参加やリピーターも増えている。プレーリーダーの養成もしている。こういう先進的な税金の使い方が、お母さんが故郷に帰ってくることにつながっているのではないか。」との評価をいただきました。
初日を終えてからの振り返りでも、外部評価委員から「公募委員の活躍が目立った。良い行政をしているのだから、住民にもっと見て知ってもらうべき。傍聴者が少ないのが残念。話す場が与えられることによって、職員自身の考えが整理される効果もある。褒めるべきことを褒めるのも評価だ。役所の人は褒められることがないかもしれない中で、褒めることができて良かった。」など、たくさんの意見が出ました。
事業の選定については、「事務局で決めずに住民を含む外部評価委員の意見を聴くべき」との指摘がありました。
平成29年度行政評価外部評価については、平成28年度と同様に、会議録をまとめたうえで、結果報告を東浦町ホームページでお伝えしていきます。
→http://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/3/h29gaibuhoukoku.pdf
| 固定リンク
コメント