2017年 仕事納め
仕事納め式で、職員に向けて次のようなことを話しました。
早いもので、2017年も終わろうとしています。おつかれさまでした。
この一年、皆さんはそれぞれの部署でさまざまな新しいことに挑戦してくれました。たとえば、都市計画課は、景観条例を施行し、初めての届出事務にあたりました。福祉課は、居場所づくりと在宅医療介護連携のしくみづくりに挑戦しています。公園緑地課では、太陽光発電施設の建設計画について、地域住民と民間事業者の間に立って事務を進める経験をしました。
図書館では、文学青年に集まってもらい、本を介した出会いの場をプロデュースしました。また図書館のパーティーで初めてワインを解禁しました。これらを担当のアイディアで行いました。
図書館は、従来は静かに本を貸し出す所だったかもしれませんが、近年は、人と人の交流の場、情報が行きかう場、子どもの育ちも含めて人が成長する場など、目指すところを見直して新しい試みに挑戦しています。
他の公共施設や事業においても、世の中の流れに合わせて、それぞれの担当の目で見て存在意義を再定義してみる必要があります。
今年の夏に、山形市職員の後藤好邦さんのお話を聴く機会がありました。彼は地域のコミュニティに飛び出して「知域活動」をしています。「知域」とは、知識を吸収する場、地域住民を知る場、互いに知り合う場なのだそうです。
地方分権の流れの中で、役所は「前例主義」から「善例主義」に変わりました。善例を知ろうとすれば、地域や他自治体や他業種を知る必要があります。役人は杓子定規に自他を法で縛る「法の番人」から、上手に解釈して法を活かせる「法の職人」にならなければなりません。そういう意味では、役所のサークルの中だけに居ては考えや行動が広がりません。
市民こそ公の担い手で、まちづくりの主役です。公務員の魅力は、官として、また一市民として、仕事とプライベートの両方で公に関わることができることだと後藤さんは言っています。まさに協働なのです。
東浦町の職員も、役場の外の世界と積極的に関わって、外の価値観を取り入れながら、住民の皆さんと共にまちづくりに邁進しよう。みんなで力を合わせて前に進もう。
それでは、良いお年をお迎えください。
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