今日は書類の整理
今日は珍しく行事も会議もありませんでした。机の上に溜まった書類の整理をすることができました。
まだまだ片付いたとは言い難いですが、久しぶりに少し落ち着けました。時間に追われることなく、ちょっとリゾートした気分です。
写真は、昨年11月に愛知県町村会の視察で沖縄県の石垣島と竹富島へ行った時のものです。
竹富町は、石垣島(石垣市)のすぐ隣の竹富島の他、八重山諸島で最大の島である西表島や日本最南端の有人島である波照間島など、大小16の島からなっています。人口約4200人、竹富島には約350人の島民が住んでいます。各島への船便は石垣島から出ているため、竹富町役場は石垣市にあります。役場が町村の区域外にあるのは、役場を鹿児島市に置く鹿児島県の十島村、三島村と竹富島の3町村のみです。
竹富島には、起伏の穏やかな島の真ん中に昔からの集落があります。島民自ら1986年に「売らない」「汚さない」「乱さない」「壊さない」に「生かす」を加えた5つの基本理念を持つ「竹富島憲章」を定め、赤屋根・平屋の家屋にサンゴ石灰岩の野面積みの屋敷囲いのある伝統的様式に、舗装のない道路、集落の中では水着などで肌をさらさないなどのルールを設けました。同じく1986年に「竹富町歴史的景観形成地区保存条例」が制定されました。また、現在では景観法に基づく「景観計画ガイドライン」が定められています。
ここでびっくりしたのは、水牛車にゆられて安里屋ユンタを唄ってくれたガイドさんとの会話。
地元の出身?と聞いたら、「いや愛知県なんです」。愛知県のどこ?「知多半島なんです」。知多半島のどこ?「東浦なんです」。「えっ?」。苗字を聞いて緒川と納得。
沖縄に憧れて、学校を卒業してこちらに飛び込んできたのだそうです。それにしても偶然。彼女は竹富で明るく頑張っています。
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コメント
竹富島憲章を読みました。「町民憲章」がどこの町でも作られた頃、なんかムードだけで、作ることのみ頑張った感がありました。竹富島の憲章は一所懸命さがありますね、本気です。こんな潔さがこの時代にはあったんだと思います。竹富島の根源的と言っていいような普通さを、日本のフツウにしたいですね。
投稿: 大西一矢 | 2018/01/23 10:23
大西一矢様
ズバリ言い切られましたね。同感です。
空文でも看板でもハリボテでもなく、自分たちの寄って立つもの、所作・立ち振る舞い、くらしの場の佇まいを、膝を突き合わせてそもそもから整理し直した感触が伝わってきます。
投稿: 神谷明彦 | 2018/01/24 08:17