愛知県歯科医師会とオーラルフレイル事業の連携に関する協定を結びました。
昨日、愛知県歯科医師会館で、一般社団法人愛知県歯科医師会と一般社団法人半田歯科医師会と東浦町が、「オーラルフレイル事業の連携に関する協定」を締結しました。協定締結にあたり記者会見を行い、新聞、TVニュースでも報道されました。
東浦町では、平成29年度から国立長寿医療研究センターと提携してフレイルチェック事業を行っています。フレイルとは、介護手前の心身機能の虚弱状態で、早期に発見し適切な対応をとることにより、元の健康に戻せる状態のことを言います。
オーラルフレイル事業は、愛知県歯科医師会が、心身機能のフレイルに対して、口腔機能のフレイルに着目し、東浦町の65歳以上の高齢者を対象に口腔内の健康と身体全体の関係を調査する研究事業です。町内の高齢者約1万3千人に案内を送付し、口腔機能をチェックします。同時に身体の虚弱状態を尋ねるアンケートや、半田歯科医師会に所属する町内の歯科医師の協力のもと個別検診も行う予定です。これらの調査を基に、愛知学院大学歯学部、国立長寿医療研究センター、あいち健康の森健康科学総合センターの協力を得てデータを解析し、口腔機能の低下をいかに防ぎ、認知症予防や介護予防につなげていけるかの知見を得ようとしています。
協定の期間はひとまず1年としていますが、健診やその後の医学的介入の追跡調査等を含めると3年以上の長期にわたると考えられます。本事業は、厚労省からの補助金約1300万円を使って行われるもので、治療費以外の住民負担はありません。東浦町としては、本事業のような学術的な調査からの知見を活かして、エビデンスに基づいたより効果的な健康施策を行っていきたいと考えています。
| 固定リンク
コメント