結構きわどい量を飲んでるアルコール
アルコールの飲み過ぎに注意!
忘年会や新年会、新旧年度の歓送迎会など、飲み会の続くシーズンがあります。私も先月は結構飲み会続きでした。
お酒をたくさん飲まれる方は、ビールをジョッキに何倍も、日本酒を何合も、ワインをボトルで何種類も飲むことがあるのでは?
たとえば、ビールを中ジョッキ5杯飲んだとして、日本酒を5合飲んだとして、ワインボトルを1本半飲んだとして、ウイスキーをボトル半分飲んだとして、含まれるエタノール(100%換算)は、
ビール中ジョッキ 約500ml×5杯×5.5% ≒ 137.5ml
日本酒1合 約180ml×5合×15% ≒ 135ml
ワインボトル 約750ml×1本半×12% ≒ 135ml
ウイスキー 約700ml×0.5本×41% ≒ 143.5ml
エタノールの致死量は、およそ250ml~500mlと言われています。
そうすると、致死量の半分近くの量を飲んでいることになります。結構きわどい量なのです。
もちろん、通常は、何時間もかけて食べながら話しながら代謝しながら排泄しながら飲むので、すべてが身体に吸収されるわけではありません。気分が悪くなって吐くことも考えられます。
しかし、一気飲みが危険なことは容易に想像できます。
ちなみに、
アルコールと言うのは炭化水素の水素原子を水酸基で置き換えた化合物の総称です。お酒に含まれるアルコールはエタノール(エチルアルコール)です。一方、メタノール(メチルアルコール)は、毒性が強くて飲むことはできません。それぞれ名前は、ethane由来のalchol(ethanol)、methane由来のalchol(methanol)から来ています。
エタノールは主に糖を発酵させて造ります。メタノールは天然ガスから工業的に安価に製造することができます。
メタノールはエタノールに比べて毒性が強く、飲用すると死に至ったり失明すると言われます。この毒性はメタノールが体内で酸化され人体に有害なホルムアルデヒドや蟻酸を生ずることが原因とされています。
粘性の高いアルコールとしてグリセリン(プロパントリオール)が知られていますが、甘味を有し保湿剤などにも使われます。これを硝酸エステル化するとニトログリセリンと呼ばれる火薬の原料になります。水酸基を複数有する多価アルコールは甘味があることが知られており、糖類も多価アルコールの仲間です。
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