緒川地区と緒川新田地区で総合計画タウンミーティングを開催しました。
現在、第6次総合計画を策定中です。平成29年度には「住民意識調査」「まちづくりワークショップ」「若者会議」「団体・企業ヒアリング」を行い素案を作りました。そして、公募を含む住民や学識経験者からなる総合計画審議会を3回開催し、20年間の基本構想案と5年間の基本計画案を練っているところです。総合計画審議会では、熱心なご意見をたくさんいただいており、まだ議論が必要だと言うことで、全5回の予定を6回に延ばすことを考えています。
タウンミーティングでは、まず、総合計画とはどういうものかご理解いただき、第6次総合計画案の内容について知っていただくことと、総合計画について皆さんから、ご質問、ご意見をいただき、反映できるものは計画に反映していきたいと考えています。
これは全国的な傾向でもありますが、これまでの総合計画は人口が増加することを前提に作られてきました。第6次総合計画では、人口減少(20年経つと人口の増えている自治体においても人口減少が始まる)を織り込んでいること、公共は行政が担うだけではなく、町の主権者、納税者、オーナーである住民の皆さんが自分事として町ぐるみで町づくりに関わっていくことが特徴となっています。
地域住民の皆さん方から積極的なご意見をいただいて、より良い計画にしていきたいと思います。
今日のタウンミーティングは、緒川地区と緒川新田地区でした。「時代の大きな転換期であるにもかかわらず総合計画の内容がインパクトに欠ける」「女性の社会参画をもっと進めるべき」「まちづくりに参画している人が幸せを感じる仕組み作りを」「地域のまつりを盛り上げたい」「人口減少の実態解析と戦略的な対応策を」「自然環境、生活環境を守る仕組み作りを」など、積極的かつ前向きなお話しが聞けました。ちょっと時間不足気味だったのが残念。もう少し議論を深めることができると良かったと感じました。
明日(7月22日)は、生路コミュニティセンター(10時~)と石浜コミュニティセンター(13時半~)です。地区外の方でも結構です。積極的にご参加ください。
※タウンミーティングの日程等は、http://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/kanko_bunka/event/6551.htmlをご覧ください。
夕方は、豊田自動織機大府工場の夏祭りにお招きをいただきました。東浦にお住まいの方もたくさんいらっしゃると思います。
帰宅したら、ちょうど碧南の花火がよく見えました。
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碧南の花火の写真、きれいですね。豊田自動織機大府工場の夏祭り」にもいかれたのですか。スケジュールびっしりですね。暑い一日でした。
町総合計画の説明会は6地区で行われて、ダブリの計画がある人たちにも他地区で参加できることは歓迎です。7/21の午前中は健康の森での健康公開講座=大阪国際がんセンタの先生の講座が緒川地区とダブっていました。1ヶ月前から申込みできるのですが受付開始から1週間くらい後に申込をしたら253名全席満員ということで断られてしまいました。総合計画の説明会の感想ですが、総合計画策定の根本が忘れられているような気がしました。自分でも気になってネットで"自治体の総合計画"のそもそもを検索しました。2003年とか2016年等々、コンサルタント会社のレポートを見つけました。2003年にすでに大都市部いがいの人口減が報道されていたようです。特殊出生率の低下も指摘されていたとか。地方創生もこのころから国が力を入れ始めたようです。ということですが今回の説明会は東浦町の人口減、即所得を稼ぐ人たちの減から町税収減への危機感がテーマのようです。しかし水道、公共の建物等の維持どころか更新が財政的には苦しいことは以前から指摘されてきました。いまさらの総合計画ですがこれらインフラの更新あるいは集約をどのように進めるのかを具体的に示すことが住民に納得できるラインではないでしょうか。関連の問題が多くあると思いますが、町の問題を財政からもっと議論して、方策につなげることはできないでしょうか。苦しくても目をつぶることはできません。
投稿: とだ-k | 2018/07/28 21:43
とだ-k様
町主催の講演会でも健康関係をテーマにしたものは、たくさんの人が集まる傾向があります。健康が関心事であることを伺わせます。と同時に、広報紙などの特定のページに目を通している方が結構いらっしゃるのだと思います。
人口減や少子高齢化は数十年前から予想されていたことですが、大多数の方たちは、まだ現実のものとして捉えておらず、(自分も含めて)まだあらゆることに関して右肩上がりの発想にとらわれています。したがって、人口減を前提とする総合計画に違和感や反発を感じる方が少なからずいらっしゃるものと考えています。実際に東浦町においても人口は目立って減少していませんが、若い世代の激減を高齢世代の激増で補っているのが実態です。
タウンミーティングの場では、町内の不特定多数の方たちが集まることを前提に、まずはこの部分のご理解をいただくことに力を入れています。ここの理解がないとインフラの集約さえもできません。なお、インフラの再編については、総合計画では方向性のみを示し、より具体的には下位の計画で公共施設の更新・管理について定めていきます。
おっしゃるとおり、重要なことは、実際に財政も含めて将来を数量的にどう捉えようとするか、また、人口減少、少子高齢化でもやっていける将来図を描かなくてはならないということです。だたし、(右肩上がりにとらわれがちの中で)未来を構想することは簡単なことではありません。私たちも、不確定要素が山ほどある中で未来をどう構想し、どう表現するか苦慮しているところです。
未来は、予想を当てるというよりは、小さなネタを育てて創っていくものだと思います。町の未来を深慮する皆さんからもお知恵をいただき、まちづくりを実践していきたいと思います。
投稿: 神谷明彦 | 2018/08/17 08:17