東浦五ヶ村虫供養など
きょうは、大府市の福祉・健康フェアの開会式の後、緒川地区の家庭系ごみ処理有料化住民説明会に出席。
午後は、生路コミュニティセンターで行われた執り行われた東浦五ヶ村虫供養に参加。夜は東ヶ丘(西部ふれあいセンター)で開催の家庭系ごみ処理有料化住民説明会に出席しました。
五ヶ村虫供養は、毎年秋の彼岸に、森岡・緒川・石浜・生路・藤江の各地区(旧五ヶ村)が輪番で実施します。農事のために犠牲になった虫を供養する行事で、阿久比・知多・常滑と共に「知多の虫供養行事」として県無形民俗文化財に指定されています。古い仏画を祀り、鉦を鳴らし、大きな数珠を車座になって回しながら念仏を唱える、江戸時代以前から伝わる行事です。
人間の営みは他の生き物の犠牲の上に成り立っています。昔は、虫を直接手で殺したり焼いたりしていました。今では、薬剤を使ったりして生態系を変えてしまうような残酷な行為を、あまり意識することなく行うことに鈍感になってはいないでしょうか。この伝統行事を、人間が罪深い存在であることに改めて思いを致す貴重な機会として、後世に受け継いでいくとともに、より開かれた行事として子どもたちとも、大きな災厄なく今年も自然の恵みをいただけた感謝の気持ちを共有できればと思います。
於大公園に隣接する高台に緒川城主三代の墓所があります。ここで、入海神社関係者による観月会が催されました。少し前まで月が見えていたそうです。
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半(よは)の月かな 紫式部
夜半ではありませんが、ふと思い出しました。
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