「医療・福祉分野における現場ニーズ発表会」 を開催
午前中は、連絡所長会議でした。地区の自治を担っていただいている連絡所長(各地区の区長さんと県営石浜住宅自治会長さん)に出席いただいて、報告、協議、意見交換をする会議です。この日は、社会福祉協議会の会費実績、民間ブロック塀等の点検結果、空家対策計画案、研修視察場所の検討、今後の行事予定などについて、報告と意見交換をしました。いつも貴重な気づきをいただいています。
午後から、国立長寿医療研究センターで、「医療・福祉分野における現場ニーズ発表会および企業展示商談会」を開催しました。ウェルネスバレー推進協議会(大府市と東浦町が事務局)が主催する現場ニーズと企業シーズのマッチングの場です。
現場ニーズと企業シーズがマッチして商品化されたものとしては、例えば、東浦町の愛知商会さんが持つ世界最高精度と言われるガスも通さない密封ジッパー技術を、医療分野でホルマリン固定された検体を輸送する現場に応用した例があります。従来、ホルマリンを完全密封する容器がなかったためホルマリンに過敏な人は身体の不調を訴えるような場面でも、ジッパー容器に入れれば簡単にホルマリンの漏出を防ぐことができます。写真のジッパーケースはスマホを水がら守ることはもちろん、ホカロン(酸素で発熱する使い捨てカイロ)を中に入れて閉じると、発熱を停止することもできます。
この日は、ウェルネスバレー地区にある国立長寿医療研究センター、あいち小児保健医療総合センターや数多くの福祉施設のドクター、看護師、ヘルパーなどの医療、福祉の専門職の方々が、日常業務の中で生まれた現場ニーズを参加の企業や研究機関の皆さんにプレゼンし、そのあと交流会が開かれました。特に今回は、技術に目利きができ、開発・販売ルートにも精通した方にコーディネーターをお願いし、名刺交換に終わらせず、その後のフォローもできるような体制にしています。
このような場を通じて、新たな商品やビジネスのヒントになるようなことがあれば、また、新たな製品開発のパートナーが生まれればと期待しています。
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