実葛(サネカズラ)をいただきました。
立派な実の付いたサネカズラをいただきました。庭になっているのだそうです。
よく見ると、小さなブツブツは、大きな紡錘状の実(集合果)の上に付いた螺髪のようなでこぼこであることがわかります。もっと熟すと、この1cm弱くらいのブツブツが単果としてポロッと落ちるのだそうです。
昔、蔓から採れる粘液を整髪に使ったことから、別名を美男葛(ビナンカズラ)とも言います。
サネカズラと言えば、百人一首の句
名にし負はば 逢坂山の さねかづら
人に知られで くるよしもがな
現代語訳:
恋しい人に逢える「逢坂山」、一緒にひと夜を過ごせる「小寝葛 (さねかずら)」。
その名前にそむかないならば、逢坂山のさねかずらをたぐり寄せるように、
誰にも知られずあなたを連れ出す方法があればいいのに。
を思い出しました。サネカズラのツタをたぐり寄せてあなたを連れ出したいというちょっとネバネバした恋の歌です。
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